恋？ ページ24
〜封印の地〜
どうも。リンクです。今僕は、変態といわれる敵が仕掛けた罠で味方を多く失って大変な状態であります。
リンク「ねぇファイ。」
ファイ「何でしょう？」
リンク「その人のことを心配したり、守ってあげたいって思ったり、頭のなかがその人でいっぱいになったりすることって、どういうことなんだろう？」
ファイ「…」
ファイは少し考えるようにして、少しも口角が上がらない口を開いた。
ファイ「それは、ファイが思うに“恋”と呼ばれるものだと思います。」
リンク「やっぱり！？…ぼ、僕、多分恋、してる人がいて、その子は今敵に捕らわれているんだ。どうしたら、助けられるかな？」
ファイ「その状況によってですが、まずはこのピンチを打破してから考えてみましょう。」
リンク「わかった！」
そうしてリンクは、裏切り指揮官をバッタバッタとバッタのように倒していく。
裏切り指揮官「ぐえぇぇ！も申し訳ございませんギラヒム様ぁ…」
ギラヒム「使えんやつらだ！こい！俺が相手をしてやる！！」
ギラヒムの元へ向かうと、やはり転生の扉が禍々しいオーラを放ってそこにあった。
ギラヒム「おのれ！よくも我がマスターを！」
こいつも結構あっさり倒せた。
リンク「おい！お前！Aはどこにいるんだ！？」
ギラヒム「A？そんな奴は知らんな。どうせシア様絡みだろうぜ…」
リンク「そうか。じゃあお前に用はない！」
片手剣でギラヒムを転生の扉の中に放り込み、そのまま閉じた。
リンク「はぁ…一体Aはどこにいるんだろう。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『……んん』
ゆっくりと目を開ける。見回すと、見たことのない暗い空間。何かの部屋だ。暗すぎて周りが見えない。
『……私は、誰だ？』
シア「やっとお目覚めね。」
女性の声。振り向く。
『お前は誰だ？私は何故こんなところに…？』
シア「まぁ落ち着いて。私はシア。そして貴女はAといって、私の部下よ。」
『私がお前の部下？』
シア「あら何？上の者に向かってその態度は悪いわね。」
それより私は自分がどんな容姿をしているのか気になった。運良く鏡を見つけ、自分を見る。
髪は真っ黒。顔に稲妻のような模様が一筋あり、右目が赤黒い。変な感覚がする白いワンピースだなと思っていたが、よくみると裾が体にくっついていた。
シア「まぁいいわ。それより貴女にはしてほしいことがあるの。」
『何だ？』
シア「聖剣の神殿で王女たちを殺してきてほしいの」
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作者名：めんごねん | 作成日時：2017年7月24日 9時
