二つの姿を持つ姫 (ページ3)

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いつもの日常ページ3

よく晴れていて清々しい朝。私はいつものように仕事着に着替えて髪を結い、顔を洗って部屋を出る。
まずは＿＿，

『インパ様おはようございます！』

インパ「おはようA。今日も元気がいいな。では、仕事に入ってくれ。」

『はい！』

尊敬すべきインパ様にご挨拶をしに行く。これは欠かせない。

私はA。
元々捨て子だった私は、兵士に拾われてからこの城で働いている。
何の力も持っていない私がこんな立派なお城で働けるなんて前代未聞。というわけで、私は全力を尽くしてこの仕事に取り組んでいるのだ。

『よし！まずは大広間の掃除だ！』

大広間、しかも城の大広間だからとっても広い。想像するだけで骨が折れそうだが、掃除が好きな私は喜んで取りかかった。モップで水をのばす音が広い室内に響き渡る。

３０分後

『ふぅー、綺麗になったかな！』

カンッとモップを床に叩きつけて、いつのまにかかいていた汗を拭う。

(なんか仕事したって感じ！(*´∀`)♪)

と、廊下に繋がる大きな扉から兵士が続々と入ってきた。

兵士１「おはようA！朝からお疲れ様。」

『おはようございます！兵士さんも見回り頑張って下さいp(^-^)q』

兵士たちは門の見回りに向かうのだ。私じゃ体力もないから到底あんな役割は任せられない。

(私も筋トレとかしようかなぁー…)