二つの姿を持つ姫 (ページ19)

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ゾーラ族、ゴロン族ページ19

シアが別次元の世界を３つ呼び出した。

ここからは別れて行動しようということで、

天空の世界にはリンク
影の世界にはラナ
時の世界にはインパとシーク

が行くことになった。

インパside～
私は時の世界に足を踏み入れた。ついてきたシークはどこか上の空で歩いていた。

「お前はシーカー族の生き残りと言ったな。なら、族長の名前を知っているはず。」

シーク「インパだろう？」

「そうだ。そしてシークなる者はシーカー族にはいない。」

シークは後ろを歩いている私を向く。

「お前は何者だ？一体何を企んで…」

そう言いかけたとき、妖精が飛んできた。

妖精「お願い！ルト姫を助けて！」

シークは妖精を手に乗せた。

シーク「ルト…ゾーラ族の姫君だね。」

妖精「ゴロン族のダルニアに連れ去られちゃったの！普段は陽気でいい人なのに、“ゼルダ”って人に会ったら、突然性格が変わっちゃって…」

私はその名前に反応した。

「！ゼルダ様がここに！？」

シーク「とにかく行って確かめよう。」

ゼルダ様が悪しき行いをするはずがない！

～デスマウンテン～

ゴロン族の長、ダルニアを正気に戻した。

シーク「ルト姫を解放してくれないか？」

ダルニア「すまねぇゴロ…」

するとルト姫が出てきた。

ルト「まったく酷い目にあったゾラ！…む？お主たち水の神殿に入りたいゾラ？」

「ああ、頼む！」

ルト「よかろう。わらわが案内するゾラ。」

シーク「ありがとう…」

シークは焦ったような顔をしている。余程Aが気になるのか、ゼルダ様となにか関係があるのか…

私はそんなことを考えながら水の神殿へと走った。