二つの姿を持つ姫 (ページ13)

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怖いです(゜_゜;) ページ13

～フィローネの森～

フィローネの森で戦っている部隊のリーダーがゼルダかもしれない。と、報告を受けていたAたちは、オルディン火山の脱出後にフィローネの森へと向かった。

するとそこには、確かに若い女性だがゼルダではない者がいた。

リンク「でやぁっ！」

リンクが魔物を次々倒していると、女性が驚いて尋ねてきた。

？？「キミは？」

インパ「魔法を使えるようだな。どこで覚えた？」

インパが威圧のある声で言う。すると女性は真剣な顔で言った。

？？「どこって…私、魔女だから…。魔物を操っているシアと同じ一族よ。」

インパ「！？ならば教えてほしい！その“シア”とか言う魔女の目的は何だ！？」

？？「知りたい？…そうね、私たちに協力してくれたら、教えてあげてもいいかな？」

なんて無邪気な顔で言うと、なにか聞こえたのか後ろ側へ走っていってしまった。

Aたちは女性の言動に唖然としたが、すぐさま彼女を追った。

『うっ！げほっげほっ！なにこれ！？』

Aはなにかを吸い込んでしまった。息が苦しい。と、シークが来て私の手を引っ張った。

シーク「A！大丈夫か！？あれは毒だろう。近づかない方が良い。」

そう言ってAの背中を優しく撫でた。

『げほっ。そ、そうなんですか？ありがとうございます…げほっ』

シーク「ほら、喋るな。」

シークが解毒剤を渡した。Aは何故そんなものを持っているのだろうと不思議に思ったが、今は毒を消したい気持ちでいっぱいだった。

シーク「あの植物、毒を撒き散らしているのか？」

？？「あれは“デクババ”！！取り除かないと皆が毒でやられちゃう！」

リンク「ええ！？どうすればいなくなるかな？」

？？「デクババには“弓”と“矢”が有効のはずだよ！この森のどこかにあるはず！」

リンク「分かった！探してくる！」

女性が叫ぶとリンクはすぐさま弓矢を見つけ、デクババを取り除いた。

『リンクすごい！』

Aが褒めるとリンクは恥ずかしそうに頬を掻いた。

シーク「A。そろそろ立てそうか？」

シークが突然ドスの効いた声で尋ねてきたので、Aは身体をビクつかせた。

『は、はい…すみません；』

シーク「？」

どうやらシークは自分が怖がらせたことに気づいていないようだった。

な、何故シークさんはそんなに怒っているのでしょうか？(゜゜;)