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あれから半年…
私たちは同棲することになった。
荷物を整理していたら、
『なぁ、Aこれ見て』
そう言って見せてくれたのは1枚の紙切れ。
｢ん？なにこれ？｣
『Aがくれたクレープの無料券やで。
1枚は使ったんやけど、これはAが俺にはじめてくれた
プレゼントやから捨てられへんくて』
まさかそんなに前のものを大事にとってくれているとは…
｢有効期限ないからまだ使えるよ｣
『いや、これは使わへん！絶対！一生とっておく！』
私にとって、碧海くんとのはじめての出会いの思い出が
宝物のように、碧海くんも私との思い出を
宝物にしてくれていると思うと嬉しかった。
今までの思い出もこれからの思い出も、
碧海くんとの思い出は
全部私にとってかけがえのない思い出だ。
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作者名：芽ネギ | 作者ホームページ：https://x.com/me_negi_?s=21
作成日時：2024年2月5日 14時
