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帰り道、
駅のホームまで送ってくれた碧海くん。
あと5分で電車がくる。
｢今日はありがとう…！帰ったら連絡するね！｣
そう別れを告げようとすると、
控えめに私の手を握る碧海くん。
『なぁ、やっぱり俺ん家来てくれへん…？
このまま帰るん寂しい……』
しょぼんとしている碧海くんだけど、
私はどうしたらいいか分からなくて
顔を赤くして固まっていた。
｢え…っと………｣
そんな私を見て、
『わがまま言うてごめん…今日は帰ろ。疲れたやろ？
けど、次は帰さへんから』
まっすぐに目を見て言われて、
私は思わず
｢は、はい………｣
と返事をすることしか出来なかった。
私はいつになったら碧海くん慣れできるんだろう…
多分、恋人同士になった今もその先も、
碧海くんには敵わないし、ドキドキしっぱなしだと思う。
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作者名：芽ネギ | 作者ホームページ：https://x.com/me_negi_?s=21
作成日時：2024年2月5日 14時
