君を包み込みたい／✈️

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無料券を渡したんだし
今度こそ来てくれるはず…！

ワクワクしながら待っていた。

来るとしたら、きっと夕方頃のはず。


今日も頑張って働かないと！


日が暮れてきて、そろそろ帰宅ラッシュ…

お兄さん来ないかな〜
と歩道をボーッと見つめていた。



すると、


『いちごクレープ1つ、お願いします』


と声をかけられた。


あのお兄さんだった。

嬉しすぎて、


「来てくれたんですね！！」


と満面の笑みになった。

でも、喜んでいる場合ではない。

名前を聞かないと。
クレープを渡すまでの短時間で名前を聞く。

これが今日のミッションだ。

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