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やから高校に入って少ししたの頃、電車の方面が一緒でいつも一緒に帰っていた小島がたまに居らん時があって
実はそん時、小島が遠回りになってでもAちゃんと一緒に帰ってるって
一緒に寄り道しながら帰ってる時があるって知った時はめちゃくちゃ驚いた
Aちゃんの傍に居れるのは、彼女と肩を並べて活動してる人らや彼女より歴が先輩の人らってイメージが俺の中には根付いていて
せやから、俺よりも後輩であり、決して1列目で活動している訳では無い小島が彼女と仲良くなっている事実が信じられんかった
今思えば、高校が一緒っていう共通点があって
きっとジャニーズJr.としてやなくて、高校の同級生として仲を深めていった延長線で一緒に寄り道したりしてるんも理解できるけど
そん時は、彼女にとって自分と同じ立場だと思っていた小島が、いつの間にか俺よりも1歩も2歩も進んでいて
彼女の生活の一部に小島がおるんかと思うと、勝手に裏切られたように感じて
羨ましいと思う反面、プライドだったり嫉妬心だったりが邪魔して、二人の間に割って入る勇気は無かった
そんな彼女と同じグループになれて
今、初めて2人きりという事実
平然を装っとるけど、めちゃめちゃ緊張していて心臓がバクバクしとる
今まで何度も想像して、現実で一緒に居れる人らに嫉妬したりしてたけど
いざ、2人きりになると...
もう、ヤバい
語彙力が皆無になるくらいヤバい
なんで誠也くん仕事に行っちゃったん？！
そんなことを思いながらも、緊張しとることを知られたくなくて、何とも思ってないですよって顔しながら、道中の会話を繋いでる
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作者名：芽ネギ | 作成日時：2022年7月20日 20時
