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あれ？もうすぐとか言っとったけど、随分早いんやなぁ
2人共足音に気付いたのか静かになり、扉の方を見つめているとガチャッと扉が開いた
末澤「次、大晴やって」
想像していた声より落ち着いたトーン、しかも男性的な声...
佐野「なんやねん！誠也くんかい！」
末澤「なんやねんってなんやねん！失礼なやっちゃな！」
小島「急に大っきい声出さんといてや！耳痛なりますやん！」
末澤「はぁ？！」
...この3人が揃うとより賑やかになるのも、Aぇの日常です
そして今日は一段とお疲れなのか、賑やかな中熟睡中の大晴
起こさんとと思い、大晴の声をかけながら肩を揺する
正門「大晴、メイクやって。起きや」
福本「...ぅん。......ありがと」
そう言うと、眠そうに目を擦りながら立ち上がり、部屋から出ていく
先程より賑やかさが増した楽屋をぼーっと眺めていると、今度は誠也くんの足音より大きく、ドタバタと走っているような足音が聞こえた
しかも、その音は1つではない気がする...
不思議に思い扉の方を見つめていると、ガチャ！！っと勢いよく扉が開き、誰かがなだれ込んできた
『勝ったああああああ！！！』
床に倒れ込む姿と共に聞こえたのは、そこらの女の子よりは少し低めだけど、可愛らしい女の子の声
そう、我らが紅一点
一ノ瀬Aが楽屋にやってきた
しかも走って飛び込んできたのだ
末澤『お前、何やって...』
楽屋にいたメンバー全員が驚き、誠也くんが目を見開きながらAちゃんに聞こうとすると
「負けたあああああ！！！」
...見覚えも聞き覚えもある声と姿がまたもや楽屋に飛び込んで、床へ倒れ込んだ
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作者名：芽ネギ | 作成日時：2022年7月20日 20時
