面倒くさがりの俺と天然気質の彼女

＊ ページ6

『...トミーさんは好きな人とか居ます？』

ト｢俺？居ないよ？まず有難いことに忙しいからそんな時間ないよな笑｣

『ですよねぇ...』

ト｢何？好きな人出来た？笑｣

『ち、違うくて！！その...この季節になると人肌恋しくなるなぁ...的な...』


あっぶなぁ...好きな人出来たとか思われたら...もう時期的にそうじゃん！！


ト｢確かになぁ...まぁ俺は後輩と住んでるから寂しいとかはあんま無いけど、一人暮らしだと寂しいよな？｣

『寂しいですぅ...』

ト｢月一で飯誘うって言ったらうざい？｣

『...へ？』

ト｢寂しいって言ったから飯でもと思ったんだけど...｣

『い、行きます！』

ト｢ははっ、なら良かった。また誘うわ｣

『ありがとうございます...』


めっちゃ優しい...トミーさんめちゃめちゃ優しい...寂しいって言ったらご飯誘ってもらえるんだ？優し過ぎない？


ト｢あ、でも変な噂立てられると困るか？｣

『あ...そうですよね...』

ト｢俺は困んないけどふぅちゃん女神らしいし？笑｣

『ち！がいます！もう！』

ト｢いひひっ、まぁ他の奴とかも誘って皆でご飯いこ？誰が仲良いっけ？｣

『アバンとかオンエアとかですかね？』

ト｢じゃあそこら辺で！｣

『ふふっ、楽しみです！』

ト｢ラーメンはまた2人の時にな？｣


悪戯っぽく笑う彼。しっかり約束覚えてくれてるのも凄く嬉しいな


『美味しいラーメン教えてください！』

ト｢どういう系が好き？｣

『なんでも食べますよ？こってりしたラーメンも好きですし、さっぱり系も好きですし』

ト｢俺も好きだわ〜｣


別に私に言われたわけじゃないのにドキドキしちゃって恥ずかしい。ほんとずるい...


『トミーさんにおまかせしまーす笑』

ト｢えー！めっちゃ美味いとこ探そ笑｣


2人で話してると後ろで扉が開いた。出てきたのは田中さんとあーちゃんだ。


あ｢え？まだ居たの？笑｣

ト｢タクシーが来ねぇんだよ笑｣

あ｢中入っときゃ良かったのに！寒いじゃん！｣

『手をふうふうしてたから平気だよ？』

田｢ふぅだけに？笑｣

『田中さんおじさんみたいなおふざけする』

田｢え！酷いんだけど！！｣

あ｢何話してたの？｣

ト｢内緒｣

あ｢何それ！｣

ト｢あやなんの悪口だから言えないわ｣

あ｢え！！酷い！！｣

『言ってない！！あーちゃんの悪口言ってないよ！！』

あ｢ふふっ、分かってるよ〜？可愛いなぁ...｣


内緒って...そんなの...2人だけの秘密みたいなニュアンス！！無理ぃ〜！！

頼りになる先輩→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す