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病院に着いてからおよそ12時間、お昼ご飯は食べた方がいいというチーちゃんのアドバイス通り食べれるだけ食べ、迫り来る出産に備えた。朝の時点で子宮口はやっと6センチ。これはまずいということで、帝王切開などの書類にサインもした。1時間前ミニメトロという風船を入れたから子宮口も開くはずだ。カンタさんは1人で数多のクリエイターに会いに行き、ともくんを驚かせるものを調達するというほぼ1人で撮れる企画を用意して下さったから相変わらずともくんは私の隣に居る。
ト｢じゃあ息吸って？｣
『すー...』
ト｢もう来る、はい！吐いて！｣
『ふー！』
息を吐きながら何とか痛みを逃して耐える。こんな痛いの聞いてない。それでも嫌だという否定的な言葉だけは出したくなかった。
『はぁ、はぁ、頑張れぇ...ジュニア、ママも頑張るよ...』
チ｢耐えて偉いね、かっこいいよふぅちゃん。｣
『まだ頑張れる...絶対に元気に産むの...』
ト｢ありがとな...ほんとありがと...｣
丁度タイミングよくカンタさんが戻ってきて、産院の計らいで隣の個室を使わせてくださるそうで彼らは撮影に行った。ともくんが部屋を出てからほんの5分後の事、急におもらししてしまったような感覚に襲われた。
『え...？漏らしちゃった...？』
チ｢ふぅちゃん破水だ！Pさんナースコール！私富永さん呼んでくる！｣
P｢すいませーん！破水したっぽいです！｣
チ｢富永さん！破水しました！｣
バタバタと2人が部屋に入ってきて心配そうに見つめるけど、さっきの陣痛とは比べ物にならないほど痛い。
『ふー...ふー...』
ト｢A！痛いな？ごめんな...｣
バタバタと看護師さんがやって来て分娩室に移動すると、ここからはともくんのみの立ち会いだ。カメラを3脚にセットして頭側から映してる。風船のおかげでもうすっかり10センチらしい。あっという間にいきんでいいよの指示が出た。
｢次の陣痛で力入れようね？お腹見ながらうーんって声だそう。来るよ？いいね？｣
『はい...』
｢はい、来たよ！いきんで！｣
うーんなんて言ってられない。ただ必死に無事に産まれて欲しいと願う。隣でともくんが私の手を握ってくれてるのがただ暖かくてとてつもない痛みに涙が滲んだ。
｢頭見えたよ！次で押し出そうね！凄い上手だよ〜｣
ト｢Aありがとう...もうちょっと頼むな...｣
｢はい！いきんで！｣
『ん〜！！！』
言われた通りに力を入れると身体の中から何かが滑り出た。
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ぴあ(プロフ) - 砂糖(トミー推し)さん» ありがとうございます！読み返していただけるような作品がかけたことを誇りに思います！ (2020年8月12日 7時) (
レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(トミー推し) - 完結おめでとうございます！長らく更新お疲れ様でした！！これからも、読み返してぴあさんのお話に触れ続けていきます！ (2020年8月11日 18時) (レス) id: b5372a6ba4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» 沢山の素敵なリクエストありがとうございました！楽しんでいただけて何よりです！ (2020年8月6日 0時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - 海月さん» また他の作品でもよろしくね (2020年8月6日 0時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！とても楽しく読ませていただきました！！！！！執筆お疲れ様でした！！！ (2020年8月4日 0時) (レス) id: 534e341e06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあ
| 作成日時：2020年3月24日 9時
