＊ ページ15
1部のステージが終わり、休憩に入るとAの手を引き使われてない小部屋に押し込んだ。
『わ、わ、わ、なに！？』
ト｢テンション高いのは分かるけど俺は我慢したからな？｣
何か言い返そうと口を開いた彼女の顎を掴み、少し乱暴に唇を重ねた。
『んんっ！ん、ともっ、む...』
ト｢でかい声出すと人くるぞ？｣
『な、なに、急に！』
ト｢としみつは嫉妬するってちゃんと言ってたはずだし、少しは見守って欲しいって言われたから1部終わるまでは黙認してたけどあまりにも距離が近すぎる。｣
『ごめん...でも、としくんだよ？何かあるわけないじゃん？』
ト｢何かあるなしじゃなくて...｣
ここまで言って急にストンと気持ちが落ち着いた。いや、冷えたという方がピッタリかもしれない。
ト｢わかった。もういい、好きにしていいぞ。｣
俺の嫉妬なんて彼女にはどうでも良くて、相手が彼女持ちだからいいというAらしい距離は多分俺に理解できるものでは無い。何度言っても伝わらない喧嘩なんて無駄だと踵を返した訳だけど、俺の手はAに掴まれてる。
『違う、ごめん、行かないで...？』
ト｢もういいよ、怒るの辞めるし。確かに彼女も居るんだから俺がどうこう言うことでもないわ。｣
『待って、ごめん、その...』
ト｢いや、俺もこんな怒ることじゃないわごめん。2部の準備しておいで？｣
そう言っても離されない手。
ト｢なに？｣
『りょうくんにとしみつと喋っててって言われて、その、ともくんと喋りたいからって...それでりょうくんなんか言ってた？』
意味の分からない言葉に頭が混乱する。りょうが？俺に？話したいこと？頭の中を沢山の言葉がぐるぐる回りたどり着いたのはしてやられたということだ。
前の飲み会でりょうと喋ってるのを邪魔したからわざとこんな事を？ほんとりょうは後で絞める。
『ともくん...？』
ト｢馬鹿真面目にりょうを信用するからこういう事になるんだぞ？｣
『えっと...どういうこと…？』
ト｢嫉妬したっつってんだよ...｣
とりあえずりょうは後で絞めるとして、どう教えてやろうかと目の前の女神を見つめた。着替えや打ち合わせの時間を考えると猶予はだいたい後15分。...いけんな。
と｢あれ？ふぅどした？顔赤いぞ？｣
『な、なんもない...』
心做しか足元のおぼつかない彼女は着替えを済ませて控え室に入ってきたようだ。にやにやしてるりょうに人差し指を向けると、奴は腹を抱えて笑いやがった。
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ぴあ(プロフ) - 砂糖(トミー推し)さん» ありがとうございます！読み返していただけるような作品がかけたことを誇りに思います！ (2020年8月12日 7時) (
レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(トミー推し) - 完結おめでとうございます！長らく更新お疲れ様でした！！これからも、読み返してぴあさんのお話に触れ続けていきます！ (2020年8月11日 18時) (レス) id: b5372a6ba4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» 沢山の素敵なリクエストありがとうございました！楽しんでいただけて何よりです！ (2020年8月6日 0時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - 海月さん» また他の作品でもよろしくね (2020年8月6日 0時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！とても楽しく読ませていただきました！！！！！執筆お疲れ様でした！！！ (2020年8月4日 0時) (レス) id: 534e341e06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあ
| 作成日時：2020年3月24日 9時
