* ページ6
彼女の前に跪き、箱を開けた。中にはピンクゴールドのリングが輝いてる。
ト「ふぅ、いや、A。長く俺を想っていてくれたのにも関わらず気持ちを伝えなかった事を後悔しています。沢山傷付けて泣かせてごめんなさい。それを埋めるほど愛すから俺と一緒に居て欲しい。A、僕の妻になってくれませんか。」
噛まずに言えた達成感に押し潰される前に返事を受け取らなければならない。彼女はボロボロ涙を零しながら何とかコクコク頷き、声を出した。
『ん、勿論...お願いしますっ!』
ト「ありがとう。」
そっとAを包みこむと、彼女は俺の服を握り締めた。
『うそぉ...全然、まだまだ無縁だと思ってたぁ...』
ト「この前ふぅの御両親に俺だけ会いに行ったの。内緒で。」
『ママとパパに会ったの?いつ?』
ト「先月。結婚させて下さいって。そしたらうちの可愛い天使をどうぞよろしくって言って貰えた。」
『もぉ、パパってば...』
ト「早すぎた?もっと後が良かった?」
『ううん...していいなら今すぐにでもしたい...』
ト「何それ可愛い」
ようやく涙が止まった彼女の左手に、ピンクゴールドの飾り付け。
『うわぁ...すっごく綺麗...』
ト「これ俺一人で選んだからちょっと不安だった。」
『すっごくすっごくすっごく素敵!!私...結婚するの?』
ト「俺とな?」
『あ〜嬉しい〜!!ありがとうともくん!!』
ト「いひひ、そんな喜んでくれたら俺も今日やって良かったわ笑」
『...富永、Aになっちゃった...』
自分で言った癖に顔を真っ赤にして頭を抱えてベッドに倒れ込むこの子なんて言う生き物ですか?ええ、言われなくても知ってます。僕の婚約者です。幸せか?
ト「そうやっておバカ発動すんの可愛いけどさ、まだ婚約だから富永では無いんだよな〜?笑」
『っ、はずかし...』
ト「あまりにも可愛すぎ笑」
静かになったと思って視線を向けると指輪と印鑑をガン見してる。印鑑の色もピンクに合わせたから使いやすい筈なんだけど。
ト「ピンクでよかった?」
『うん...最高に嬉しい...ともくんの名字...』
ト「一応正式な印鑑だから写真で載せんのは無しな?」
『はっ!そっか、そうだよね...』
ト「まぁ、動画に残せてよかった。」
Aはハッとしたようにカメラを見て、また頬を赤く染めてる。
『カメラの事忘れてた...』
ト「プロポーズ成功しました〜笑」
この感動を早く皆に見せつけたい、そう思って彼女を見つめた。
594人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴあ(プロフ) - (名前)さん» かしこまりました (2020年3月19日 8時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - それです!分かりづらくてすみません... (2020年3月18日 16時) (レス) id: 1778f7a460 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - (名前)さん» 返信が遅くなりすみません。どこまで近付くと怒るのか検証する内容で良かったでしょうか? (2020年3月17日 11時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - リクエストなんですが、以前のふぅチーできてるドッキリのカンふぅできてるドッキリ的なの見たいです。。チーは知ってる上でみたいな...分かりづらくてすみません! (2020年3月12日 23時) (レス) id: 1778f7a460 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - あんな語彙力ですみません泣すごく嬉しいです!よろしくお願いします! (2020年3月12日 21時) (レス) id: a4e922ec6d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴあ | 作成日時:2019年11月17日 17時