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夜、お風呂からあがって部屋に入るとAは既にベッドの上でパソコンを弄っていた。
ト「新しいベッドどう?」
『ふっかふか!ともくんも早くおいで!』
ト「髪の毛乾かすから待っててな?」
『早く〜!』
パタパタと布団を叩いて催促する彼女を見て、買ってよかったと強く思った。俺を待つのはふかふかの布団と最愛の妻。幸せかよ。
急いで髪の毛を乾かし、Aの隣に身体を潜り込ますと彼女は俺の身体に擦り寄ってきた。
『えへへ、ともくん暖かい』
ト「あーめっちゃこの布団いいな...」
『ね?ふわーんって感じ!』
ト「これは良く寝れそうだな〜」
俺の隣にもそもそと潜り込んだAを胸元に引き寄せると、嬉しそうに俺の服を掴んだ。
『んふ、ともくんの匂い〜』
ト「臭くない?笑」
『そんなわけないでしょ?ともくんすっごくいい匂いだもん!』
ト「Aの方がいい匂いだぞ?お花みたいな匂い。」
『ボディークリームかな?』
ト「匂いもいいけど触り心地も...」
『こらぁ!おしり触りません!』
こっそり手を添えていた彼女のお尻から手を離されてガッカリ。ふわふわを堪能したかったのに。
ト「俺のふわふわ...」
『ともくんのじゃないです〜』
ト「俺の妻でしょ?じゃあ俺のじゃん。」
『なっ!もう!すぐ嬉しい事言う!』
Aは頬を染めて俺の胸元に顔を隠す。ああ、可愛い。ありえないくらい可愛い。結婚欲が無いとほざいていた過去の俺に訴えたい。未来の俺は最高のお嫁さんを娶ったぞって。
絹のように滑らかな髪の毛を手ぐしで梳くと、彼女は少し顔を上げて柔らかく微笑んだ。
『ともくんの手暖かいから眠い...』
ト「最近忙しいからあんま寝てねぇだろ?」
『んーまぁいつもよりは睡眠時間が短くなったかな』
ト「倒れられたら困るから今日はちゃんと寝ろよ?」
『ともくんも隈出来てるよ』
俺の目の下を小さくてキラキラした指がなぞる。拙く動くその手には俺のものだという証が付いていて、唐突に実感する。この人が好きだ。
ト「好き」
『へぁっ!?な、なんで急にそんなかっこいいこと!』
ト「俺めっちゃAの事好きだわ」
『知ってるし...私もともくん好きだもん...』
甘い雰囲気。自然と互いの顔が近付き瞳を閉じた瞬間、隣の部屋からカンタとチーの大爆笑が聞こえてきた。
ト「...うざ。」
『へへっ、賑やかだなぁ〜笑』
別にいいと思ってたけど撤回する。早く家を見つけてくれ。
(続編に移ります)
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ぴあ(プロフ) - (名前)さん» かしこまりました (2020年3月19日 8時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - それです!分かりづらくてすみません... (2020年3月18日 16時) (レス) id: 1778f7a460 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - (名前)さん» 返信が遅くなりすみません。どこまで近付くと怒るのか検証する内容で良かったでしょうか? (2020年3月17日 11時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - リクエストなんですが、以前のふぅチーできてるドッキリのカンふぅできてるドッキリ的なの見たいです。。チーは知ってる上でみたいな...分かりづらくてすみません! (2020年3月12日 23時) (レス) id: 1778f7a460 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - あんな語彙力ですみません泣すごく嬉しいです!よろしくお願いします! (2020年3月12日 21時) (レス) id: a4e922ec6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴあ | 作成日時:2019年11月17日 17時