面倒くさがりの俺と天然気質の彼女 4

片想い期間 ページ38

『やっほー！ふぅだよ〜！そして？』

ト｢トミーです〜｣

『なんでいつもと挨拶違うの？』

ト｢いやなんか、ふぅちゃんねるに出てる俺って水溜りボンドのトミーじゃないなと思って笑｣

『それってふぅの旦那さんだよってこと？』

ト｢んーまぁそういうこと笑｣


先日ふぅちゃんねるに出た時、水溜りボンドのトミーとともくん別人説が出た。俺も自分が出た動画を見てこの俺気持ち悪っ！って思ったから多分そういうこと。水溜りボンドのトミーではなくただのトミーとして挨拶することにしたわけだ。


『今日は今から2人で晩御飯を食べたいと思いまーす！』

ト｢やった〜！｣


カセットコンロと鍋をセットして、予め切っておいた具材を投入。今日はAの希望でキムチ鍋だ。


『お鍋だったらふぅでも出来ます！』

ト｢このつみれ作ったのは誰？｣

『それは...チーちゃんだけどぉ...』

ト｢いひひっ、包丁使うと怪我するもんな？笑｣

『しないし！！もう平気だし！！』

ト｢包丁使うなって誰に言われてる？笑｣

『ともくんとチーちゃんとカンタさんとPさんとキイチくん...』

ト｢ほぼ全員じゃねぇか笑｣

『まんずくんは私が包丁使おうとすると代わりますって取り上げられる...』

ト｢あいついい後輩だな笑｣


お鍋からいい香りが立ち始め、具材に火が通った所で共に頂きます。いつも1口目にやけどする彼女の事をふと見ると、また冷まさず食べようとしてる。


ト｢馬鹿馬鹿！ちゃんとふぅふぅしないから火傷するんでしょ？｣

『んんもぉ...火傷しないもん！』

ト｢俺が怒って何回火傷した？｣

『そんなん...覚えてないし...』

ト｢覚えてないくらい火傷してんのかい笑｣

『あっふい...』

ト｢いやだからふぅふぅしてから食えって笑｣

『おいひいよこえ！！』

ト｢分かった分かった。口の中無くなってから喋れ笑｣


幸せそうに白菜を頬張るAを見ながら、何か忘れてるなぁと考えてみる。


ト｢...トークするんじゃなかったっけ？笑｣

『んっ！そうだった！付き合うまでのお互いの思い出を教えて下さいって聞かれたからね〜結婚もしたしお話しようかなと思って！』

ト｢あーなるほどな？笑｣

『お付き合いはともくんが告白してくれたからだけど、なんか...あーちゃんとかみきさんとかにバレてたらしいよね笑』

ト｢付き合ってから知ったけど、しばゆーにお前らの両片想いバレバレだったよ？って言われたわ笑｣

『そんなバレてたとは気付かなかった...』

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