面倒くさがりの俺と天然気質の彼女 4

あいしてる ページ32

チ｢はぁい、かわい子ちゃん？富永さんをギャフンと言わせたくない？｣

『言わせたい！！！！』


カメラを構えたチーちゃんに今からすることと、その時の小技を沢山教えて貰って、リビングにいるともくんの元へ。隣にはカンタさんもいる様子。


『ともくん！愛してるよゲームしよ！』

ト｢なに？笑｣

『愛してるよゲーム！』

ト｢もうちょいハッキリ｣

『あ！い！し！て！る！』

ト｢俺も｣

『っ！？』


自分が言ったことに気付いて思わず照れると、カメラマンチーちゃんから弱いパンチが食らわされた。


チ｢おいおい...なんでそんなに雑魚やねん...｣

『いっ！今のはノーカンです！！』

ト｢はははっ、別にいいけど笑｣


悔しい！！いつも余裕そうで！！！！絶対に私がぎゃふんさせてやる！！


『いくよ？』

ト｢こっち来いよ笑｣


引っ張られるままに彼の隣に腰掛けると彼の顔を見て一言。


『愛してる』

ト｢もう1回｣


ここまでは分かってるんです。ここからが小技ですよ。以前1回効いた小指を摘んで愛の言葉。


『ともくん大好き』

ト｢...もう1回｣


次は指輪をひと撫でしてから一言。


『いっぱい愛してる』

ト｢...もう1回｣


もうこれが最後だけど、膝に乗って首に腕を回して耳元でアタック。


『知義、好き...』

ト｢っ、それはずるだろ...｣


私の身体は彼に抱き締められて、暖かいともくんの顔が首元に埋められた。


『えへへ〜ふぅの勝ち〜〜！』

ト｢はいはい、俺の負け。｣


ともくんから離れるとカメラは私達じゃなくてカンタさんを映してる。なんだろうとカンタさんを見ると凄い顔してともくんの事見てた。


『カンタさん顔！笑』

カ｢いや、トミーほんとやばいよお前｣

ト｢お前もチーに愛してるよゲームされてくそ雑魚だったろがい！！｣

カ｢俺そんなキモかったかな...恥ずかしいわ...｣

ト｢お前他所の夫婦見て己を恥じんなよ？｣

『ねー、ともくんは？』

ト｢え？ああ、｣


私を軽々引き寄せて膝に乗せると柔らかく微笑んだ。


ト｢今日も愛してるよ｣

『っ！？もう！！ずるい！！大好き！！！！』


ぎゅっと抱きつく私の後ろからチーちゃんのため息が聞こえる


チ｢富永さん今いっちばん顔キモイ｣

ト｢埋めるぞ？｣

＿

▽チーよくその企画思いついた(頭抱)

▽照れまくるふぅ可愛すぎ抱かせろ

▽ともくん、水溜りボンドのトミーと別人説

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