* ページ30
後輩達が寝ると言って各自部屋に帰って行った為、リビングには俺とAとカンタとチーだけだ。
『はぁ...ほんとに幸せな1日だった...』
ト「文句の付け所無しな結婚式だったわ。」
カ「写真みる?」
ト「あ、見たい!」
カンタが一眼レフをパソコンに繋ぎ、出てくる今日の写真。どれもこれも写る人全員が幸せそうに笑い、満点以上の写真ばかりだ。
『見て?ダーズンローズでともくんが走り回ってる写真の端にピンクの薔薇が映ってる!』
ト「お前!やってんなぁ!!」
カ「いい写真でしょ?笑」
チ「はぁ...終わっちゃったなぁ...」
『なんでチーちゃんが1番寂しそうなの!』
チ「なんか...自分の時は不安で仕方なくて...ふぅちゃんと富永さんに凄く励まされたから...恩返ししたくてっ...」
急にボロボロ泣き出したチーを、そうだよね?最高の結婚式にしたかったよね?とさっきまでの酔っぱらいが嘘のように慰めるカンタ。これがきっと結婚するという事なんだと腑に落ちる感覚を覚えた。お互いに支え合う関係こそが結婚なんだと2人に教えて貰った気分だ。
『チーちゃん...泣かないでよ...』
チ「私のガーター...受付に飾るとかずるい...」
『だってチーちゃんがブーケを投げてくれて、カンタさんがガーター投げてくれたから私達結婚できたと思ってるもん!』
ト「誓いの言葉もチーじゃなきゃあんなおもろいこと言えねぇだろ笑」
チ「緊張した...」
カ「もう疲れただろうしそろそろ寝よう?」
チ「うん...」
ト「チーもカンタもありがとな。」
『ほんとにありがとうございました!』
カ「いいえ〜」
チーを連れて出ていったカンタはさっきまでの酔っぱらいが嘘のようにしっかりしてる。俺もあいつと同じくお嫁さん持ちの仲間入りになったわけだ。
こてんと肩に頭が乗せられて視線を落とすとAは嬉しそうににこにこしてる。
『結婚...したんだね?』
ト「結婚したな〜」
『絶対に無理だと思ってた』
ト「なんでだよ」
『だってあのトミーさんだもん...』
ト「俺そんなに結婚しないキャラ?笑」
『違くて...好きな人の好きな人になれるのって幸せだなぁって...』
ト「可愛いなぁ」
『へへ...いつか私達もカンチーみたいに子供が居たりして...』
そんな事いいんすか!?と慌てて顔を見ると、彼女は真っ赤になってじたばたし始めた。
『あーもう恥ずかしい!!』
ト「なんなら今すぐにでも...」
『...な!?えっち!』
594人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴあ(プロフ) - (名前)さん» かしこまりました (2020年3月19日 8時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - それです!分かりづらくてすみません... (2020年3月18日 16時) (レス) id: 1778f7a460 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - (名前)さん» 返信が遅くなりすみません。どこまで近付くと怒るのか検証する内容で良かったでしょうか? (2020年3月17日 11時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - リクエストなんですが、以前のふぅチーできてるドッキリのカンふぅできてるドッキリ的なの見たいです。。チーは知ってる上でみたいな...分かりづらくてすみません! (2020年3月12日 23時) (レス) id: 1778f7a460 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - あんな語彙力ですみません泣すごく嬉しいです!よろしくお願いします! (2020年3月12日 21時) (レス) id: a4e922ec6d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴあ | 作成日時:2019年11月17日 17時