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『パパ、今までありがとう。』
私の父親は理想の父親像で、パパはともくんのことを若い頃のパパに似てると言った。だからきっとともくんが大好きで、私は今日パパから大好きな夫の元へと旅立つ。
パパは私の言葉に柔らかく微笑み1歩を踏み出した。
開かれた扉の向こうには私の大好きなお友達や親戚が並んでて、向かう先には最愛の彼が待ってる。
パパのエスコートに合わせてゆっくりと歩き始めると、後ろから大きなシャッター音。カンタさんだ。本当はリハーサルの時に写真撮影をするらしい。でも私たちはリアルな写真が欲しかった。私がリクエストした写真の構図を一緒に考え、リハーサルでカンタさんも共に立ち位置のリハーサルをしてくれた程に彼は本気でやってくれてる。さすがともくんの相方さんだ。
後ろから私たちの挙式をサポートしてくれるのはカンタさん。ということは、前からサポートしてくれるのはチーちゃんだ。牧師役をしてくれるのはチーちゃんで、誓いの言葉は彼女が考えてくれた。ともくんの隣に立つと涙が溢れ出して止まらない。
ト「泣くなって笑」
『ごめぇん...』
チ「えー、お2人は既に入籍しておりますが改めてお世話になった方々や大切な親族の前で誓いの言葉を頂きたいと思います。宜しいですか?」
『「はい。」』
チ「新郎、知義さん。あなたは新婦Aさんをいつまでも1番傍で見守り、極力でかい怪我を負わせない様に気を付け、多少体型が変わろうとも愛し続ける事を誓いますか?」
ト「ふっ、誓います笑」
チ「新婦、Aさん。あなたは新郎知義さんをいつまでも1番傍で支え、馬鹿のような散財を窘め、酷く過保護に愛されても同じように愛し続ける事を誓いますか?」
『ふふっ、誓います!笑』
チ「それでは指輪の交換をお願い致します。」
クスッと笑える誓いの言葉はチーちゃんにしか出来ないだろうと頼んで正解だった。さっきまでのピリついた空気は和やかになり、向き合ったともくんもふんわりと笑いながら指輪を付けてくれる。
チ「悔しいことに指輪の交換が終わってしまいましたので、誓いのキスをお願い致します。」
ケラケラと式場から笑いが起こって、ベールが捲られた。
『ふふっ、恥ずかしいな...』
ト「A、すげぇ綺麗だよ」
『っ!?』
びっくりした私を少し強引に引き寄せ、彼は優しいキスをくれた。わっと歓声があがりゆっくり離れると彼はしてやったりの顔してる。
『もぉ、大好き...』
ト「ひひっ、俺も〜笑」
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ぴあ(プロフ) - (名前)さん» かしこまりました (2020年3月19日 8時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - それです!分かりづらくてすみません... (2020年3月18日 16時) (レス) id: 1778f7a460 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - (名前)さん» 返信が遅くなりすみません。どこまで近付くと怒るのか検証する内容で良かったでしょうか? (2020年3月17日 11時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - リクエストなんですが、以前のふぅチーできてるドッキリのカンふぅできてるドッキリ的なの見たいです。。チーは知ってる上でみたいな...分かりづらくてすみません! (2020年3月12日 23時) (レス) id: 1778f7a460 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - あんな語彙力ですみません泣すごく嬉しいです!よろしくお願いします! (2020年3月12日 21時) (レス) id: a4e922ec6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴあ | 作成日時:2019年11月17日 17時