面倒くさがりの俺と天然気質の彼女 4

トミふぅ結婚式セット ﾘｸ ページ13

今日は大掛かりな撮影の為、スタジオを借りて私とともくんはとっても素敵な衣装に着替えていた。後ろから革靴の足音が聞こえて振り返ると、真っ白なタキシードに身を包んだともくんが立っていた。ああ、なんでこんなにかっこいいの...


ト｢っ、なんて言っていいか分からんくなった...｣

『ともくん凄く似合ってる...』

ト｢ふぅも...いや、ふぅにそのドレスが似合ってる。｣


まるでドレスより私が主役のような言い方に頬がボッと熱を持つ。今日はウエディングドレスとタキシードの前撮りだ。


チ｢あまりの幸せに頬を染める新婦だなんて映画みたいだねふぅちゃん。｣

『チーちゃん！わ〜やっぱりエメラルドグリーンにして良かった！』


カンタさんにカンチーの衣装は何色がいいですか？って聞いたところエメラルドグリーンがいいと言われた。なかなか浮きそうな色合いだと思ったけど流石、着こなすのがチーちゃんだ。


カ｢この模様はなんですか？｣


私のドレス裾には桃色の刺繍が編み込まれてる。


『これよく見たらうさぎとライオンなんです〜』

カ｢あ、ほんとだ...ただの惚気ですね？笑｣

ト｢うるせぇ、緑おじさん。｣

『｢エメラルドグリーン！｣』

ト｢いやめんど...｣


くすくす後ろから笑い声が聞こえて振り返るとカメラを構えてるPさんが居る。


P｢ふぅちゃん凄く綺麗だよ｣

『えへへ、ありがとう〜』

カ｢いや、トミー顔やば過ぎだろ笑｣


言われて彼の顔を見るとムスッとした顔。


『なんかやだった？服がキツイとか？』

ト｢別に...｣

『なんで不機嫌？撮影嫌になった...？』

チ｢可哀想！ただの嫉妬なのにふぅちゃんにあんな顔させて〜｣

カ｢可哀想！せっかくの前撮りなのに！｣

ト｢もー！ごめん！嫌じゃない！早く撮ろ？｣

『ほんと？ほんとに嫌じゃない？』

ト｢ほんとに嫌じゃない！写真撮ってもらお？｣

『うん！』


事務所のカメラマンさんに前撮りを撮ってもらう事になってて、私達はカメラの前でポージングをしていく。1日沢山写真を撮って、Pさんが持つカメラに今回の本題をお話します。


『なんと！Fu-Zから！ウエディングドレスとタキシードのセットが出ました！』

ト｢これですね〜｣

『私達が結婚式で着るものと全く同じものを皆様にも着ていただけるようにと作らせて頂きました！トミふぅセットがこちらのウエディングドレスとタキシード、カンチーセットがエメラルドグリーンのドレスとタキシードです！』

カ｢いえい！｣

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