面倒くさがりの俺と天然気質の彼女 3

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私が家事を代わるって言ったのは勿論チーちゃんにお休みしてもらいたい事が第1だけど、私だって家事出来て主婦になれる事をともくんに見てもらいたかった。これくらいの年齢になると友達と会えば、結婚や将来の話が飛び交うし、家事できなくて捨てられる...なんて本当に嫌だもん！！


『お買い物行ってきます！』

ま｢雨降りそうなんで傘持ってってくださいね？｣

『はーい！』

ト｢俺も行こうか？｣

『ううん？一人で行く！』

ト｢じゃあついでに企画で使いたいから新商品のポテチ売ってたら買ってきてくれる？｣

『うん！分かった！ポテチね？』


手を振りながら家を出て、新作ポテチ、新作ポテチ...と呟きながらスーパーにつくと1番手前にビニール傘が売ってある。...傘忘れちゃった！！！


『もぉ...ポテチに気を取られちゃった...』


私が忘れる事を案じてか、Pさんが私の為に買い物メモを書いてくれた。必要な物はここに書いてある。ただ、忘れそうだから先に新作ポテチ買おう。

気付けば長い時間買い物してて、メモに書かれてないおやつなんかも、食べたいなと思ってカゴに入れちゃったりしてすっごく重たい荷物になってた。大きな袋を2つ両手に持ちお店を出ると、びっくりするくらいの豪雨。そこに傘は売ってるけど、家もすぐそこだしって雨の中そのまま帰ってきた。

家に着く頃には全身びしょ濡れで、チーちゃんとお買い物に行った時、彼女はいつも″早く冷蔵庫に入れるものは入れなきゃ鮮度が落ちる！″と片付けからしてる為、バレないうちにと慌てて冷蔵庫に入れて、洗面所で服と髪の毛乾かした。


『うう...寒い...』

ま｢ふぅさん？なんでそんな濡れてるんすか！？｣

『えっ！まんずくん！』


しまった！扉開けっ放しだった！！慌てて引っ張り込み事情を説明。


『せっかく言ってくれたのに傘忘れてたの！心配かけたくないから黙ってて？お願い！』

ま｢もぉ...分かりましたけど...一緒に乾かします。ほんと、風邪ひいたらどうするんすか...｣


ドライヤーを片手に私の服を一緒に乾かしてくれるまんずくん。これはチーちゃんのお気に入りな後輩なのも分かる！


『流石チーちゃんのお気に入りさんだねぇ〜』

ま｢恥ずいんでやめてください｣


まんずくんのおかげもあって30分もあれば服も髪も乾いてくれた。下着はまだ冷たい気もするけどどうせ夜にお風呂入るし平気だよね？

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