面倒くさがりの俺と天然気質の彼女 3

チーちゃんに休暇をあげます！ ﾘｸ ページ43

『今日からチーちゃんは家事しちゃいけません！』

チ｢...は？｣


朝起きてチーが作ったいつも通り美味い飯を食いながら隣の彼女はドヤ顔でそう言った。全員がやな予感するなぁって顔でとりあえず話を聞く。


『チーちゃんは最近頑張りすぎでしょ？だからね、私が全部代わりにやるから任せて！チーちゃんにお休みあげます！』

チ｢えー...結構です...｣

『やだー！私がやる！ね？いいでしょ？』

チ｢いやいや...ふぅちゃん家事出来んの...？｣

『ほら！久しぶりにさ、カンタさんとデート行ってもいいじゃん？』

カ｢...甘えたら〜？｣

キ｢デート行きたさに負けましたね？笑｣


Aなりにチーのこと気遣って休ませようとしてるなら俺らも協力すべきかな？


ト｢まぁそれなら俺らも手伝うけど...｣

『ううん？私に任せて？お願い！出来るから！』


俺とキイチとPさんとまんずの無言の会議の結果...


ト｢...わーかった！じゃあ今日はふぅに家事任せる！｣

『やった！』

チ｢デート行くのすら怖いわ...帰ってきたら水溜りハウス燃えてるとかないよね...？｣

『あ！チーちゃん馬鹿にしたでしょ！おしりペンペンするよ！！』

チ｢怒り方カンタくんじゃん｣

ト｢お前嫁におしりペンペンすんの！？｣

カ｢ちょっと辞めてくださーい｣


朝ご飯を食べ終えた後、いつもチーが片付けて洗ってくれる食器もAがする！とやる気満々の様子。まぁだいぶ家事の手伝いもしてたし、1日くらいなら任せても問題なさそうだな？


ト｢ふぅさーん？調子どうですか〜？｣

『今お洗濯まわり待ち。』


チーの家事の効率の良さは流石に吸収できないらしい。じっと回る洗濯機の前で機械が止まるのを待ってる。完璧に天然なとこ出てんな...


P｢ふぅちゃん？トミーが昨日の夜お土産で持って帰ってきてくれたお饅頭一緒に食べない？｣

『食べるっ！』


Pさん餌付け成功ってか？すぐに椅子に座って入れてもらったお茶と共に饅頭を楽しんでる。そうこうしてるうちに洗濯は終わってるし、いつ思い出すのか気になって観察してみる。


『ん〜今日は暇な日で良かった！』

P｢そうなの？｣

『うん、でもなんかやること忘れてる気がするなぁ...』

P｢なんだろうね〜？｣

『うーん...』

ト｢例えば、いつもチーがやってる事とか？｣

『うんうん。今日は家事代わる...あーー！！！！洗濯物ぉ！！！！』

ト｢あははははっ！やっと思い出した笑｣

P｢真っ直ぐでふぅちゃんらしいね笑｣

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