面倒くさがりの俺と天然気質の彼女 3

彼シャツ ﾘｸ ページ33

この空間にいる野郎共の目を本気で潰してやろうかと思った。

チーが飲み会に行きA以外は男しかいない夜に、お風呂を終えた彼女はあろう事か俺の大きなTシャツを1枚だけ着て出てきた。

濡れた髪の毛をよく分からんガシッと挟む髪留めで一纏めに止めてて、後れ毛が色っぽくて、俺のPUNYUSのMATSURI Tシャツ着てんの。惜しげも無く披露される華奢な腕と男心擽り倒す色っぽいおみ足が俺を含む男4人に大打撃で、女性に無関心なカンタだけはパソコンに夢中だ。


P｢...ふぅちゃん？｣

『何〜？』

P｢あーの...｣


おお！言ってやれ！俺はもうポンコツだ！わりいけど！


P｢トミーが言いたいことあるって...｣

ト｢裏切られたなぁ...｣

『ともくん？なに？』

ト｢あのぉ...ちょっと、ズボン履いて欲しいかもしれん...｣

『えーっと...履いてるんだけど？』


ペラっと捲った先にホットパンツ。おーまいがーです。捲られたことにより更に男心を擽ってます。もし俺が1人なら有難く頂いてる(?)んですけども、如何せんここは共有スペース...


ト｢捲らなくていいですはい。俺が悪かったな？えーとりあえず...隣に来るか？｣

『髪の毛乾かそうかと思って...』

ト｢持ってくる持ってくる！｣


自室からドライヤーを持ってきて髪の毛を乾かしてやると、騒音によってカンタが顔をあげた。女性に初心だから照れるんかと見ていると特に何も気にせずな様子。


カ｢あ、ふぅさん居たんすね？｣

『ごめんなさい！ドライヤーうるさかったです？』

カ｢いや、平気ですよ？｣

P｢まともなのカンタくんだけ...｣

カ｢？｣

ト｢もしチーがこの格好してたら怒る...？｣

カ｢あー結果から言うと怒る｣


つまり2人になった時にってことが言いたいんだろう。あいつも結構男だな...


ト｢言いたいことは分かった。｣

『へ？ダメ？』

ト｢あんまり...手足出されるとさ、ほら、男ばっかの家だから...｣

『...はっ！ごめんなさい！お目汚しだったよね！？ジャージ履いてくる！』

ト｢あ、全然馬鹿だぁ...｣


俺の言葉も聞かず部屋に入ってった彼女、やはりかなりの天然です。


キ｢あの...あんま俺らのこと睨まないで欲しいんすけど...｣

ト｢ふぅを見てニヤつくなや｣

P｢いや、男心擽りすぎ笑｣

ト｢や〜そうだよな〜？悔しいけどそうなんだよ...｣

ま｢気まずいっす...｣

カ｢なんかいつもと対応違くない？｣

キ｢チーとふぅさんだったら雲泥の差っすよ？｣

カ｢めっちゃ失礼だな...？｣

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