天然 リク ページ1
いつもAが俺らの家に逢いに来てくれるから、俺も家行きたいって今日は泊まりに来てる。たまにはうるさい奴らが居ない状況で会いたいじゃん?
『今日は私がご飯作るから見てて!』
ト「え、出来んの?笑」
『出来る!...クックパット見るもん!』
ト「それはセーフ?笑」
『セーフ!』
気合い入れてるのか新しいエプロン買ったの〜とか言って、着用してみて反対向きだったりとか、タグ取るの忘れてたりとか、付き合ってみて更に天然だなぁなんて思うようになった。
『おーし!やって行くよ!』
ト「動画撮れば良いのに笑」
『やだし...』
ト「え?なんで急に不機嫌?」
『ともくんにデレデレな私見られたくない...』
ト「あーもぉ、可愛いなぁ...」
居る?こんな可愛いやつ。信じられない。天然記念物。我慢出来なくて後ろから抱き締めると、恥ずかしいよ!なんて耳まで真っ赤にしてる。あー癒される...でも、料理中は危ないから離れます。
ト「今日何作んの」
『ともくんはお肉が好きってカンタさんに聞いたからお肉焼く』
ト「...それ料理かな?」
『料理!です!』
ト「ああ、はい...」
別に彼女に料理の腕なんて求めてないけど、取り出した大きな肉をただフライパンで豪快に焼く、ふわふわした見た目とは裏腹なワイルドさにおじさんときめいちゃうよ?また始まりました。寡黙ぶりおじさんの脳内トーク。
ト「どうですか〜?美味しく出来ますか〜?」
『勿論です!いいお肉買ったんで!』
ト「お肉に頼ってない?笑」
『えーあー、ふぅのラブが入ってます!』
ト「...おじさん全部食う」
可愛い攻撃が刺さる刺さる...彼女のラブが入った肉食える俺勝ち。そんな感じでぼうっと見てると、急にパチンと油が跳ねた。
『ひょえっ!?』
ト「火傷してない!?」
『...してない、よ?』
ト「その言い方絶対したな?いいから見せて?」
『平気!だってね、動物の油だから友達!』
ト「ごめん、俺が間違ってるのかも知らんけど油とは友達になれない。」
『なれます!はい行くよ〜?ひっくり返すよ〜!』
ト「あーもう怖いなぁ...」
トングでお肉を掴んでひっくり返してるのは良いんだけど、ぱちぱちと油が跳ねてAは凄い顔してる。騒ぎそうなのに珍しいなって見てて気付いた。...これもしかして俺に火傷してる事めちゃくちゃ隠してない?
慌てて横から手を伸ばして火を消すと、Aを引き寄せた。
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ぴあ(プロフ) - n.uさん» 某YouTuberさん?どなたでしょう?いつもいつも暖かいコメントありがとうございます!! (2019年10月8日 14時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
n.u(プロフ) - 今日挙げられたお話のタイトルで、某YouTuberさんの動画を思い出しました。毎回コメント出来てないけど、ほんと面天癒される。 (2019年10月8日 13時) (レス) id: be42d432ec (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - じゅんりさん» もうそろそろです〜!私は待機組です!是非目いっぱい楽しんできてください! (2019年9月29日 9時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - 海月さん» フラグは立てていくスタイル (2019年9月29日 9時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - 珊瑚樹茄子さん» ありがとうございます!言葉選びで褒めて貰えるの嬉しいです! (2019年9月29日 9時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴあ | 作成日時:2019年5月22日 12時