貴方達と一緒なら何処へでも【ヴィラン連合】 (ページ8)

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6話　死柄木side ページ8

死柄木side

　
『あは…あははっ、そう、そうだよ…。この世界が憎いよ、辛いよ。

あぁ、つまらない。つまらない。こんな世界、滅びればいいのに。

　
こんな世界、滅んでしまえ』
　

目の前の女のガキがそう言う。

　

「ははっ、いいなぁ、いいなぁ。歪んでる」

深い青色の瞳には、憎しみと悲しみが混ざりあってごちゃごちゃしてる。

ヒーローや世間に見放されるのは辛いよなぁ、悲しいよなぁ？

男の方のガキも、オールマイトを見つめる目に、憎しみがあった。

こんないい人材と会えるなんてなぁ。

「俺と一緒に来るか」

『あははっ、面白そう』

そう答えるガキを見て思った。

狂っている。

こんな世界に生きていりゃ、狂ってるやつも壊れてるやつも、大勢見てきた。

そんな俺でさえ、このガキは狂っていると思う。

…まぁ、そんなガキに目を奪われてるもう一人のガキも、相当狂ってると思うけどな

俺にはそんなことどうでもいい。

オールマイトを、この社会を、壊すことが出来るのなら。

「来い、敵連合(ヴィランの世界)に」

さぁ、ゲームの始まりだ＿。

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