検索窓
今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:72,416 hit

エピソード5 ページ6

シャンクスside


穏やかな波の音を聞きながら、俺はAのことを考えていた。








あのとき、仲間にしたくて声をかけた。








彼奴が断ったときに出てきたどす黒い感情には蓋をして、笑顔でいるよう努めた。








嬉しそうな顔を見て、胸が熱くなった。








この感情が何なのかはすぐに分かった。







ーまさかの一目惚れ








クルー達もニヤニヤしながら俺を見ていた。








どこか、守ってやりたくなる彼奴だったが、
ギターを片手に歌うあの姿は、とてつもなく綺麗だった。









頭にすんなり入ってきて、耳に心地よく響いた。








その余韻に浸っていると、ベンがこちらに近づいてきた。








ベ「お頭、今日の新聞見てみろよ」








そう言う前に投げてよこしてるじゃねーか。








渋々見てみると、天気の予報だった。








俺は目を見開いた。








今日は天気が最悪だったのに、お昼頃から急に良くなったことが書かれていた。








丁度、Aの歌を聞いた時間帯だった。








忘れられないあの歌の歌詞、雨上がりに虹が架かる








Aは確かに言っていた。








まさか、彼奴はあの一族の末裔なのか。








だとしても、たまたまなのかもしれない。








ただの旅人にそんな大きな力があるわけがない。








それに、あの一族の歌には限度があるはず。








歌い終わったあとも普通に過ごせるわけがない。








俺はベンの方を振り返って、呟く。








シ「可能性はあるな・・・」








波の音に俺のかすれた声が呑まれていった。

エピソード6→←エピソード4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
170人がお気に入り
設定タグ:ワンピース , 逆ハー , 最強
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

にゃんこ(プロフ) - 更新頑張って下さい(●´∀`●)∩ (2019年11月9日 12時) (レス) id: 95b1a6965a (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - 更新停止....悲しいですが待ってます帰ってきてくださいね (2019年10月5日 13時) (レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - すいません!ゴールド・ロジャーではなくて、ゴール・D・ロジャーではないでしょうか…? (2019年8月9日 2時) (レス) id: e9274eb305 (このIDを非表示/違反報告)
- 遊星さん» ありがとうございます!明日には復帰できるので、楽しみにしていて下さい。これからもよろしくお願いします! (2019年7月5日 19時) (レス) id: 63eb2ba579 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年6月21日 15時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年6月5日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。