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３秒ほどフリーズしたままその異様な光景を見つめてしまう。
『……はっ！』
しかしすぐに我に帰り、咄嗟に落ちた鞄を持ち上げる。
えっと………こういう時どうしたらいいんだろう。
『救急車…？』
真っ先に浮かんだのは救急車。しかし番号が思い出せない。
当然だ、こんな事態に直面するなんて思ってなかったのだ。
「…………誰、だ」
『！』
生きてた。
恐る恐るその人に近づく。
『…通りすがりの高校生ですけど、大丈夫ですか？』
しゃがみこみ、壁に寄っ掛かり座っているその人と目線を合わせる。
「見りゃ……わかるでしょう」
『ですよね大丈夫じゃないね』
ゲホゲホと咳き込むその人の口から血が吐き出される。
痛々しい…。
『救急車呼びますか？』
「それは、よしてください…」
『その身体で？大丈夫じゃないくせに何言ってるんですか？』
白いコートからは沢山の箇所から血が滲んでいるし、地面に広がる面積もかなりだ。
「いいです、…アンタには関係ない、どっか行ってくだせぇ」
突き放すような口調で言われる。
ちょっとムッとした。
『そりゃ私には関係ないけど、ここ通学路だし、死なれちゃ困ります。てか目の前で血だらけになってる人いたら普通助けますよ』
言いながら私は指から糸を出す。若干硬めに調整をしてぎゅっと締め、止血をした。
「……アンタの個性ですか。糸ねぇ、、」
『まぁこんぐらいの応急処置はできます。あとそこの薬局でいろいろ買ってくるんで、待っててください。』
その人を置いてすぐそこの薬局まで小走りに向かう。
こうなったらもう止血に留まらず意地でも手当てしてやる。
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ANA - 推しが!!!尊い!!////更新楽しみにしてます！頑張ってください！Ｏ(≧∇≦)Ｏ (2019年8月20日 17時) (
レス) id: ed74a5df95 (このIDを非表示/違反報告)
零 - とても素敵ですね！！クロノさんと治崎さんの優しさが目にしみます。ゼロさんのお話、とても面白いので、お忙しいとは思いますが、良かったら、更新お願いします。続きを読める事を楽しみにして待ってます。 (2019年4月29日 9時) (レス) id: 2fa8d71e18 (このIDを非表示/違反報告)
ねじる - ゼロさん» 今更ですが、私もクロノ好きですよ！あ、トウヤ君も！同率１位で好き、、、 (2018年11月18日 20時) (レス) id: b17a466711 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫 - おおおおお推しが！推しがああああああああああああああ！！！なんて面白い小説なんだ…更新頑張ってください！ (2018年10月10日 7時) (レス) id: c7686fef14 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - オーバーホールが大好きで！！！！ほんとうにありがとうございますorz！！！ (2018年9月29日 18時) (レス) id: b2c40a5e33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゼロ | 作成日時：2018年4月10日 21時
