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ハワイでの会見も終わり、デビュー曲を出すにあたって大忙しの毎日。
衣装の採寸だったり、ダンスの練習だったり、レコーディングだったり、
何も考えなくていいくらい忙しいのが、僕にとって救いだった。
活動の拠点は東京。
中学2年の僕では通うことはできないから、当時一番最年長だった智と
同居することになった。
両親も、なぜか智に絶大な信頼を置いていて、
智と一緒に住むなら、と東京に住むことが許された。
デビューするにあたって、両親と約束したことがある。
�，�ちんと学校に大学までちゃんと卒業すること
��半年に一度は必ず実家に顔を出すこと
�Ｂ膤悗鯊感箸垢襪泙粘藹个靴呂靴覆い海�
これは社長と両親の間で決められたことらしく、
僕には否定権は残っていなかった。
｢にしても、ジャニーさんは何で辻くんの顔出しNGを許してまで
デビューさせたかったのかな？｣
お昼ご飯を食べながら、相葉くんがそう切り出す。
今日は一日ダンス練習の日だから、ペアで練習してるんだけど、
そのペアが相葉くんなのだ。
｢うーん、僕にもわからないです。｣
｢うーん、俺もバカだから、わかんないや！｣
相葉くんは嵐になるまでほとんど絡んだことがなかった。
相葉くんだけじゃない。二宮くんも、松本くんも。
僕は年は一番下なのにジャニーズ歴は智と一緒だから、
年上の人の反応は3つにわかれる。
まずは弟みたいに可愛がってくれる人。
智や翔くんをはじめとして、赤西くん、斗真くんや関西の信五とかすばるくん。
他にもたくさんいるけど、この人たちは本当によくしてくれて、
ご飯連れてってくれたり、色々教えてくれたりする。
次に、年齢とか関係なく先輩扱いしてくる人。
関西の丸山くんや安田くん、中丸くんや上田くん。
少し恥ずかしいけど、僕が先輩として色々教えたりする。
最後にまったく絡んで来ない人。
相葉くんや二宮くん、松本くんはこのタイプだった。
｢にしても辻くんやっぱめっちゃダンス上手だよね！
俺も見習わなきゃ！｣
｢相葉くんならすぐですよ、運動神経めっちゃいいし｣
｢本当にいい人に言われると凄くうれしいなあ！！頑張る！｣
相葉くんは何かとペアになることが最近多くてよく話すようになったけど、
二宮くんと松本くんはまだちゃんと話したことがない。
少し、怖い。
｢僕も頑張ります！｣
｢あ、ダメダメ！もっと差が開いちゃうから！！｣
｢えー！僕もうまくなりたい！｣
｢これ以上はダメ！笑｣
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作者名：ライズ | 作成日時：2019年8月7日 15時
