【名探偵コナン】 急がば回れはトリップの元 second

４８話　デクレッシェンド　＊スイラ＊ ページ8

『ぜーっ、ぜーっ……あー、死ぬかと思った。』


それよりキュラソー大丈夫かな？

上がってこないけど…。

振り返ると、五色の鮮やかなライトが目にはいった。


『あっ、あれはっ！！東都水族館！！！』


イルミネーションがとてつもなく綺麗！！

そういえば、映画ではキュラソーもあそこに行ってた……気がする？

とりあえず行ってみよう！









と足を進めたのが一時間前。


『……何処だここ。』


静かな町に一人ポツン。

比喩とかそういうのじゃなくて大真面目に。

水族館に向かって道なりに進んでたら迷ったよね。


『どーしよっかなー。トリップほやほやの赤ちゃんだよ私。地形なんてわかるわけないっての。』


キュラソーは無事だろうか。

戻りたいけど一人で戻れるほどの距離じゃない。どっちだ水族館。


『ってあれ？あそこの店ポアロじゃん。』


よく知っている店を見つけて一気にテンションが上がる私。

やったぁ帰れる！！


「送りますよ。」

『えっ、マジ？ありが…と……う、ございます。』(デクレッシェンド)

「途中ではぐれてしまって焦りましたよ。貴女、すぐに喋りそうなので。僕の責任になるところでした。」

『優しいと思ったら私の心配じゃなくて自分の心配かよ。』


お前私がチクったらアウトだからな。

ジンが私を信じるか怪しいところだけど。


「乗ってください。」

『いやでも』

「乗ってください。」

『ハイ。』


こわいって。

ボロボロじゃん車。まさかそれで帰んの？？(誰も帰るとは言っていない)

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