【名探偵コナン】 急がば回れはトリップの元 second

６４話　寝よう　＊夏琳＊ ページ24

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「Aさん、何か聞いてない？」

『え？うーん、今日仕事があることくらいしか……』

「そっかー、また何かあったら連絡してきて！」

『おけー』


警察官が死傷したって……
大丈夫かな、風見さんも降谷さんも。

よし、Aちゃん優しいから降谷零に連絡してあげちゃう！！私って優しい！優しい越えて天使！！


Prrrrr……


＜おかけになった電話は、現在電池が入っていないか電波の届かない場所に＞

『ですよね！！！！知ってましたよ！！！』


もういい。Aちゃんいいもん、知らない。
一応心配してたのにね！！！

それより今日はせっかくの休みの日なんだし、一日中寝よう。なんか眠いと思ったら昨日全然寝てないんだったわ。
そう思ってソファーに横になった瞬間、

Prrrrr……


『あー！！何！？コナン君！！』

「Aさん今日休みだから暇？てか暇だよね！？寝るだけでしょ！？今から探偵事務所来てよ」

『は？私をただの暇人だと思ってるでしょ？
残念だけどそれは間違ってないね！』

「どっちだよ！取り敢えずこっちに」

『やだ、私はあの金髪イケメンのせいで眠いの。寝かせろ』

「蘭姉ちゃんに代わるね！」

『えちょっと聞いてた今の？』

「A、お父さんが今爆発の件で疑われてて……」

『え、なんで？』

「詳しくはわからないんだけど今警察の人達が家に来てて……」

『わかったすぐ助けに行く！』


かわいいかわいい蘭のためなら眠さだって吹き飛ばすほど走れる！待ってろ蘭！今助けに行くからな！！どっかで聞いたことあるなこの台詞！

探偵事務所まで走ったら本当に刑事さん達が来てた。え、なんで毛利さん疑われてるの、何したの。
どうやら、現場から毛利さんの指紋が出てるらしい。毛利さんがそんなことするとは思えないけど……酔っぱらって入りこんだとかないのかな？


『あ、風見さん』

「柊さん、昨日は本当に」

『いや、風見さんのせいじゃないですし！……っていうか顔怪我されてますよね？大丈夫ですか？』


蘭が工藤君に電話をかけている時にふと奥を見てみたら、怪我をした風見さんがいた。


「自分は大丈夫です。ご心配ありがとうございます」

『いえ。ってことはやっぱり』

「えぇ、降谷さんもあの場にいました」

『ですよね』

「私と同じく負傷されてましたが、ご無事なので安心してください」

『……なら良かったです』


ポアロにはいなかったから、今どこにいるんだろう。……手当てする人はいるの？

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