【名探偵コナン】 急がば回れはトリップの元 second

５２話　日頃の行い　＊スイラ＊ ページ12

「コイツは僕が片付ける。邪魔はするな。」

『いや頼まれてもしないわ！！っていうか今喧嘩してる場合じゃないんじゃないですか！？大変なことになってますよ！！』

「第二ラウンドといきましょうか。」

『出ましたお得意の無視。』


もういいよ。私が一人で…………あれ、何が大変なんだっけ。忘れちゃったけど何かが大変で大変だった気がするからできるだけ止めよう。

もちろん命の危険を感じたら逃げる。

というかさっきから赤井さんの視線が痛いんだけど。

睨まれてる？

睨まれてるよねこれ？

私は目を合わせないことを決意した。


「……やはり組織の人間だったか。」

『いや、実はこの前入ったばかりの新人でして。』

「本当の事を言え。」

『えっ、今の全部ほんと……』

「余所見してる場合ですか！！」


突然赤井さんに殴りかかった安室さん。

拳が顔スレスレだったんですけど……。


『ヘイ！！冷静に！！なろうぜ！！』

「A、怪我を負いたくないなら退いておけ。」

『でも今大変なんですって。』

「何が大変なんだ。悪いがおふざけにはかまってやれないぞ。」

『全部大真面目！！！』


日頃の行いってこういうことだね！

あとさっきから私にだけ敬語使ってなくない？

あ、これも日頃の行いか。

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