【名探偵コナン】 急がば回れはトリップの元

３話　華麗なスライディング 　＊夏琳＊ ページ5

・




「座ってください」

『……』



ポアロなう。不本意。
この人腕力ゴリラだった。片手で掴まれてるのに両手で反抗しても勝てなかったもん。

いや、赤井さんの名前出したことは謝るよ？
でもそうしないと逃げ切れなかったんだって。まぁ逃げ切れてないけどね！？

……まずいぞ。これは洗いざらい吐かされる。
かわいいタレ目がつり上がってたもん。怖っ


『あの、安室さん、お願いがあるんですが……』

「聞きません」


えっひど。そんなに怒ってんの？ごめんて。赤井さん落ち込まないでね？私は貴方の事世界で１番好きだから。


『あの、トイレに行かせてください』


そう言って私はトイレにスライディングした！よし、ここから逃げよう！！よくやったA！




「……何してるんですか？」

『いやバレてて草』



トイレに到着したと思ったら目の前にいる色黒イケメンがドア閉めてるんだよぉーもー！
んでニコニコしてるよ、怖い怖い。スマイルじゃないんよそれ。


『私が見えるの！？さてはお兄さん、霊感が』

「何 し て る ん で す か ？」


零だけに霊感強いとかしょうもないこと思ってしまったよ。

よくそんな余裕あるな。




よしこれはちょっとやってみよう！


『あの、トイレ行きたいんですが……』

「……ちっ」


うわぁ今舌打ちしたぞ。聞いたか？全国のあむぴファンJK諸君。こんな男なんだ安室透はな。


ｶﾗｶﾗｶﾗ……


「安室さん〜来たよ〜！」

『はいオワタ』

４話　幸せライフ　＊スイラ＊→←２話　陸上大会　＊夏琳＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す