1話 チャリ対短距離走選手 *スイラ* ページ3
目を覚ました。
どうやらここは病院らしい。
え、待って浮いてる。私浮いてる。
やっばついに私も超能力者?
部屋の壁や天井は白くて、真下を見ると白い布を顔に被せられた女の子と、看護師さんが二人いた。
あれ、あの女の子みたことあるな。
みたことあるっていうか私じゃない?え?ざっと いず みー??
「打ち所が悪くて死亡ですって。」
「まだ若いのにねぇ…。」
二人の会話を聞いて思考が停止する。
……え、え、え?
私死んだの?
やっぱ死んでたのあれ?
じゃあこれって___
いきなり、眩しい光に包まれた。
「……か」
……ん?
誰?
「大丈夫ですか?」
『はいぃ!?』
勢いよく起き上がると、目の前の人のおでことごっつんこしてしまった。
ごっつんことか使ったの何年ぶりだろう。可愛い子ぶんなって。
「いッ……」
『ごめんねおにいさん。えへ。』
……いや、ごめんって。
そんな顔しないでよ。
お兄さんなんか見たことあるな。
「意識ははっきりしているようですね。道端で倒れてましたけど、大丈夫ですか?」
『あ、あーー、なんとか?ありがとうございます!』
「一応病院に行っておきましょうか。僕は安室透です。貴女は?」
『……。』
チャリは……よし、ある。何で。
チャリを立てて、またがる。
『安室さんでしたね?よーいどんと言ってください。』
「え?よーい…どん。」
合図とともに、全力でペダルをこぎ始めた。
「!!?待ってください!!」
只今始まりました高校生チャリの柊AVS29才短距離走選手安室透の陸上選手権!!
『勝つのはどっちだァァァァ!!!』
「結果が目に見えてるんですが!!」
こうして、私の非日常は始まった。
作り出したのは私だが。
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葉倉(プロフ) - さこさん» アンケートありがとうございます!m(__)m 了解です! (2017年8月22日 19時) (レス) id: 06fd192bc5 (このIDを非表示/違反報告)
夏琳(元芽夢)(プロフ) - さこさん» さんっきゅぅ! (2017年8月22日 15時) (レス) id: 90f86119ec (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - 2 (2017年8月22日 14時) (レス) id: bad126e777 (このIDを非表示/違反報告)
芽夢(プロフ) - 葉倉さん» すぐ変えるんかいw (2017年8月19日 23時) (レス) id: 90f86119ec (このIDを非表示/違反報告)
芽夢(プロフ) - 美月さん» わぁ……(*≧∀≦*)ほんまにありがとうございます!!!スイラのほうが大先輩なんですが、先輩を上回るように頑張ります!!(絶対無理)ほんとにありがとうございますぅぅぅ(泣)めっっっちゃ嬉しいです!!! (2017年8月19日 23時) (レス) id: 90f86119ec (このIDを非表示/違反報告)
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