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『え……』
まさか……
貴久「ずっと待たせてごめん。
今日ホワイトデーだろ?
忘れてたとでも思ってた?」
『え……嘘……?』
中身をみると、可愛らしいマカロンが4つ。
覚えててくれたんだ……
自然と涙が零れる。
貴久「ずっと……ずっと待たせてごめんな。
あの日、俺は後悔してた。
Aがいない生活は、俺にとっては苦痛でしかなかった。
そしたら、こうやってお互い仕事として会えた。
神様がくれたチャンスだと思った。
やっと渡せた……!」
『貴久……
ありがとう……』
貴久は指で涙を拭ってくれた。
貴久「やっぱり俺にはAしかいない。
もう一回、やり直してくれないか……??」
貴久……
私は涙でぐちゃぐちゃになった顔を、一生懸命縦に振った。
そして……
『!!????』
急にフワッと、貴久の香りに包まれた。
貴久「待っててくれて……ありがとう」
『貴久……
大好き!!!』
貴久「俺も。」
その日は、手を繋いで二人で帰った。
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