希望___Espoir

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『すまんな、色々頼むことになる』
藤「全然大丈夫」
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『藤川、ちょっといいか？』
藤「いいよー、どうした？」
『トイレ行きたい、支えててくれ』
藤「はいよ、せーのっ」
『ありがと』
藤「転ばないように気をつけて」
『ああ』
...返事をした矢先に躓いて転びそうになった
足が中々言うことを聞かず、5m先のお手洗いに行くだけでも3分かかるのが現状だった
藤「戻る時抱えようか？」
『ああ、すまん頼む』
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Aside
橘先生と耕作は車椅子を見に出かけた
三井先生は仕事へ。三井先生の代わりには冴島が来てくれていた
冴「体調どう？」
【大丈夫 いつもと変わらない】
冴「よかった、藍沢先生は？」
【橘先生と一緒に 車椅子見に行った 今 間に合わせで買ったやつ乗ってるから 身体に合わなかったみたいで】
冴「藍沢先生、そんなに病気進行してるの？」
【家の中では まだなんとか歩いてる だけど もうかなり厳しくて 昨日は 殆ど藤川に抱えられてた】
冴「そっか...藍沢先生の誕生日、近くない？2人でプレゼント選んで渡そうよ」
【もうすぐだった 何渡そうかな】
冴「藍沢先生たち帰ってくる前に買い物行こっか」
【うん でも 冴島1人で 大丈夫？】
冴「大丈夫よ、心配しないで」

冴島と2人でショッピングモールへ来た
冴「疲れたり体調悪くなったりしたら言ってね」
【うん ありがとう】
ざっと見てまわり、ネックレスを買った。これまでは仕事柄アクセサリーは付けられることも少なかったが、仕事を辞めた今買っても無駄にはならないだろう
家に帰ると耕作たちは先に帰ってきていた
藍「おかえり」
【ただいま いいの見つかった？】
藍「ああ、納品まで少し時間かかるからまだ暫く今のやつ乗ることになるけどな」
【そっか いいの見つかってよかった】
冴「A先生、渡しちゃおっか」
【うん】
【こーさく ちょっと早いけど 誕生日おめでとう】
耕作へ手渡してもらった
藍「ありがとう、だから出かけてたのか」
冴「藍沢先生今までアクセサリーとか付けれなかったでしょ、今付けてあげよっか？」
藍「ああ、頼む」
冴島が耕作の後ろにまわってネックレスを付けた
【似合ってる あんまり派手なの好きじゃないかなと思って シンプルなのにした】
橘「お、似合ってる。Aやっぱり藍沢のことちゃんとわかってるな」
藍「ありがとう、大事にする」

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