Yes,Let‘s break time!!【twst】 (ページ8)

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【ハロー・ベイベー!!】3 ページ8

あの後ユウの協力の元とりあえず植物園の近くにある木の下で昼飯を取ることにした。

「ままにもあげりゅ」

『おう、ありがとなー』

ふくふくとした小さな可愛い手で千切ったカレーパンを俺に差し出す幼児＿とりあえずチビと呼ぶことにした＿にデレデレになるのはしょうがないよな。

『ほら、ルーついてるぞ。こっち向いて』

「んむぅ～」

チビの口許を拭いてやりながら俺もミートパイにかぶりついた。

サクサクの生地とミートソースが美味い。

『チビ。あーん』

「あーん」

もきゅもきゅと頬っぺたを膨らませて食べてる姿に心が凪いでいく。

マジで未来の俺(♀️)こんな天使を産むんか?超絶幸せやん…。

改めて天使…じゃなかった、チビを観察してみる。

髪や、顔は完全に俺に似ている。

俺と違う点といえば、肌が色黒な所、そして瞳の色だった。

『お前の目は綺麗な“グレー”だなぁ』

「んー!!ぱぱとおしょろい!!」

『…そっかー!!』

まあとりあえず考えるのは後でもいいか。

嬉しそうにいちごミルクを飲むチビの頭を撫でていた俺は気づかなかった。

背後から近づいてくる、

「あーっ♡カニちゃんだぁー!!」

「おや珍しい」

『ﾐｯ°』

双子の悪魔達(ウツボツインズ)の存在に。

「こんな所で何してんのー?一人でピクニック?」

「今日はユウさん達と一緒では無いんですね」

俺の目線までしゃがみこみ膝の上で頬杖をつくフロイド先輩。

ニコニコとしたご機嫌そうな顔には【おもちゃ発見♡】と書いてある。ヤバい。

『あー、えーっと…』

咄嗟にブレザーを被せた為何とかチビは隠せたが、とりあえず誤魔化さなければ…。

『…あーっと!!ゆゆゆゆゆユウ達はあれですよあれ!!』

「あれ…とは?」

『スカラビアCMが最高過ぎて保健室送rﾓｶﾞｯ』

「アウトです」

「ﾒﾒﾀｧ」

二人に物凄い勢いで口を塞がれた。

流石にこの言い訳はまずかったか…。

「ままぁ?」