Yes,Let‘s break time!!【twst】 (ページ7)

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【ハロー・ベイベー!!】2 ページ7

「二人とも俺が幸せにする…!」

『ちょっ待て待て待て落ち着け』

【未来の俺、女体化&子持ちだってよ】というどっかのラノベのタイトル的なモノを思い浮かべながら悟りを開く(と書いて現実逃避と読む)俺。

と、俺の片手をぎゅっと両手で握りしめながら熱の籠った瞳で愛おしげに俺と幼児を見つめて結婚しよう宣言をするデュース。怖いよぅ。

「おーっと、薬のあれで頭やられたっぽいな保健室行こうなー?」

「ぐふぁっ」

困っている俺を見かねたのか、クラスメートのサバナクロー生(角と耳からして多分ガゼルの獣人)が素早くデュースの鳩尾にエルボーを食らわせ気絶させた。

ずるずると引きずりながらデュースをドナドナしていく救世主に心の中で強く感謝した。

ありがとうガゼル。フォーエバー・ガゼル。後で君にはジュースを奢ろう。

ちなみにデュースが来た瞬間に何かの危険を察知したらしいユウが幼児の目を、グリムが耳を塞いでくれたお陰で幼児が一連の流れを見ることは無かったようだ。

ユウにありがとうと言いながら幼児を返してもらうと、まま!と嬉しそうにすり寄ってくる幼児を優しく抱き上げた。

とりあえず先程の混乱を繰り返さない様にする為、ここでは自分の名前を人に教えたり、パパに会ってもパパって呼ばない様にすると幼児に約束させた。

「まま…おなかしゅいた…」

『あ、そう言えばもうすぐ昼飯の時間だったっけか…』

食堂に連れていってやりたいがまたデュースの様な奴が現れそうで怖い。

「良かったら昼飯買ってこようか?」

『あ”り”か”と”う”…!!』

何かもうマジで感謝!だわ…。(※けして某サッカーアニメのOPのあれではない)