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、、、何だか外が明るいと感じて、鉛のように重い瞼を開けた。
『、、、うーん、、、えーっと、、』
どうやらリビングのソファーで寝ていたようだ。窓からカーテンを透かして優しげな光がさしこみ、つけっぱなしのテレビでは天気予報のお姉さんがどこか気だるげな感じで延々と喋っている。時間は9時ぴったり。
昨日の記憶を探る。はっきりとしない頭で思い起こされる記憶を順に追っていく。シャワーを浴びてからの記憶がない。そして、昨日は金曜日だったから今日は土曜日。晩御飯も食べてないし、歯も磨いてない。
そして、ちらつくあの毒々しい赤。
『、、、っ』
ヒュッと喉が鳴る。ほんの一瞬寒気が全身を駆け巡り、たったそれだけのことで霞みがかっていた頭がはっきりする。
_______昨日は散々な１日だった。
ムクリと体を起こすと背中と腰が酷く痛んだ。だが今はそんなことどうでもいい気分だったので台所に向かってパンを焼いた。正直あまり食欲は湧いてこないが、こういう時は無理にでも胃に食べ物を詰め込んだ方がいいとどこかで聞いたことがある。
『とりあえず、今日１日は絶対に外に出ない』
パンを焼く5分間、そん呟き考えを這わせた。
昨日シャワーを浴びた後に倒れこむようにしてソファーで眠ってしまったから、あのペストマスクの男について何も調べていないし、友達にもライーンを送っていない。脱服所に行って脱ぎっぱなしの制服のポケットからスマホを取り出す。
『うーん、どしよ。文章だけじゃ伝わらないかな』
すると、パッとアイディアが思い浮かぶ。
『イラストかいて送るか』
すぐに私は紙とペンを持ってリビングへと戻ってきた。これでも画力には自信がある。中学の時には美術の授業のコンクールで金賞とったこともあるし。白いコートとペストマスクを強調してかけば大丈夫だろう。
しかしペン先が紙に触れた時、丁度チンッ！というパンが焼けた音がして、私はひとまず朝食をとることにした。
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ANA - 治崎君が大好きなので！更新楽しみにしてます!!! (2019年8月17日 17時) (
レス) id: ed74a5df95 (このIDを非表示/違反報告)
kimizuki(プロフ) - ここからの展開、楽しみにしてます。 (2018年6月3日 22時) (レス) id: 38a59a593b (このIDを非表示/違反報告)
あき - 治崎さん好きなのですごく嬉しいです！！更新頑張ってください！！！毎日楽しみに待ってます！ (2017年11月28日 23時) (レス) id: 33fc6456c0 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 更新楽しみに待ってます (2017年11月22日 23時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
すもーる(プロフ) - あーうーさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年11月21日 7時) (レス) id: bc286efc03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すもーる | 作成日時：2017年9月11日 20時
