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カタカタと小刻みに身体が震えた。若干膝が笑い、冷や汗が出る。吐き気がした。
………なんだ、これ。まるで見てはいけないものを何の脈略もなく突然に見てしまったような……。蛇に睨まれた蛙ってこのことを言うのかな。いや、もしかして私は、今とんでもない人に絡まれているのではないか………。
路地裏の真ん中辺りでピタリと足を止め、私を横目に見つめるその人。
『……？』
ていうかさっきからどっちも一言も会話してねぇな……。やっぱりここは何か言ったほうがいいのか？いや何も言わず逃げたほうがいいのか？何故かこの人中指だけ立てて私の腕握っているし、頑張れば振りほどけるかもしれんし……
うーん…。
▼Aはどうする？▼
戦う
話し合う
様子を伺う
逃げる←
やっぱり逃げるのが一番いいな。よっしゃ逃げるべ。
バッ
体の震えを押さえつけてなんとかその人の手から逃れる。
こちらに手を伸ばしてくるのが見えたがすんでのところで捕まらなかった。
「あ、」
めっちゃイケボじゃねぇか録音していいですか。←
そんなことしてる場合じゃないけど。
くるりと狭い路地裏で体を反転させて足を動かす。やっぱり上手く走れないが気にしない。
もう少しで元の商店街の通りに戻れる。そしたら学校側に走って人通りの多い道へ………
ガシッ
あー、はい↓はい↑はい↓。わかったわかった。とりあえず一旦ファブリーズ飲んで落ち着こうか。←
ダンッ
『いっ』
「逃げるな」
私の右腕を強く掴み壁に押し付けるその人の顔を正面から見るのはこれが初めてになる。
その人の顔を見たと同時に、キスをされた。
またしてもパニックになる頭。
口の中に何かが入れられる。
カプセルだ。
そう認識した時にはもう遅い。
猛烈な睡魔。暗くなっていく視界。抱き締められたその人の冷たい体温。そして耳元で声。
「愛してる。。」
そして気づけば見慣れぬ天井。知らない香り。
死「おはよう、糸巻A。俺は死柄木弔。お前を愛している」
両手広げて彼は、私を抱き締めた。
愛してる、なんて、今思えばここではただの呪いの言葉にしか過ぎないというのに。
続く (更新停止中)
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れい(プロフ) - 美樹さん» 申し訳ありませんでした。初めてなのでわからないことが多くて……。ご指摘ありがとうございました。 (2018年2月18日 22時) (
レス) id: bc286efc03 (このIDを非表示/違反報告)
美樹(プロフ) - 二次創作ですので、オリジナルフラグを外して頂けませんか？ (2018年2月18日 22時) (レス) id: e536c968fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れい | 作成日時：2018年2月18日 22時
