HQやんでれ書きたいように書く (ページ1)

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1話烏野高校編ページ1

酸素を、吸って、吐く

重い空気はまだ肺に残り続ける

学校の内に貼られたマネージャー募集の8文字を見て体育館前まで向かっている

…私は変なのかな

自問自答を繰り返していた

？？？「？あれ、どうしたんだ？」

声を掛けられた

『うわっ、あの、入部希望で来たんですけど…』

？？？「おい大地〜他人困らせんなよ〜」

白髪の先輩が口を開いた

？？？「え〜っと、入部希望だよね、中学とかではバレーしてた？」

…髭？高校生？

？？？「お、ひげちょこ〜！新しい後輩増えるからってワクワクしてんのか〜？無理すんなよ〜」

？？？「いや無理してないって！」

勝手に話を進めないでほしい

『あの、俺中学のバレー経験も無いです、』

？？？「え〜まじか、てか俺ら勝手に話進めてごめんな〜(笑)俺、3年の菅原孝支。隣は澤村大地とひげちょこ〜」

『ひげちょこって、』

私の視線が菅原先輩の右隣の先輩に視線を移す

？？？「いや、まじでやめてよ、俺は東峰旭。よろしく。」

『俺は坂野Aって言います。バレーボールのルール、ポジションは一応分かります。部活は1年生から帰宅部でした、よろしくお願いします。』

声を絞り出した。うん、話せる。怖い人では無さそうだ

澤村「分かった。バレーボールとかでポジションの希望はある？」

『？いや、俺は…』

菅原「ちょ、大地〜やってみないと分かんないだろ〜」

『？』

澤村「あぁ、ごめんごめん。じゃぁとりあえず体育館に入るか。」

『いや、俺すいませんがマネージャー希望しているんですけど…』

この格好だからか

矢張り間違えられた

菅原「え〜まじか(笑)ごめんな〜このひげちょこが〜」

東峰「いや俺悪くなくね!?」

澤村「はいはい。良いから練習練習」

菅原「へ〜い」

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澤村視点

…まじか…

体育館前で佇んでいた2年生に声を掛けた、ただそれだけだ

短く切った髪に揺れる瞳

透き通る声と真っ直ぐな眼差し

男のように見せているが隠しきれない品の良さ、言葉使い、仕草で溢れていた

まるで壊してしまいたい程の雰囲気を背負っている人だ

同性に接する様に振舞った