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少女は…
人工知能なのだ…
なんとここの
博士の愛娘は事故で
脳死してしまったらしく
体は普通に機能していた
博士は娘を失いたくないと
無我夢中で娘の体に
人工知能を埋め込んだ
そしてさっきの
少女が誕生した…
娘と少女はそっくりだが
少女には心がなく
プログラムで動いているだけに過ぎなかった
博士は嘆いたが
少女を娘以上に愛した
1年前に…
博士は亡くなった
そして
世界一の人工知能…
少女を引き取りに来た…
「オマエらしいよ」
もういない
友人に向かって呟いた
少女が居た部屋へ向かった
「リオ」
そう呼ぶとゆっくりと顔上げた
「誰ですか?」
さっきと同じ質問
「風間Aだ」
持っていた
メモ用紙に漢字を書いた
リオはコクりと頷いた
「よし!」
リオの頭の上に手を起き
なるべく元気に笑いながら言った
「付いてこい!!」
驚いたような表情をするリオ
「博士から頼まれてる」
その言葉を言った瞬間に
表情が変わり
笑顔で「はい」と答え立ち上がった
受け答えは完璧で
二十歳過ぎに感じるが
容姿は少女と形容したくなる程で
やっと小学校卒業したばかりに感じる
実年齢は17という
なんともしっくりこない年齢だった
『並盛中生ですけど何か…?』(リボーン)→←『本の家に少女は居た』オリジナル
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作者名:月見 | 作成日時:2013年10月11日 21時