メモ (ページ3)

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３、リボーン、リボーンページ3

カランと
軽やかな音を立てて
長身でくるりとしたモミアゲが
特徴の見知った男性が入って来ました

｢いらっしゃいませ、リボーンさん｣

リボーンさんは軽く帽子を上げ
席に座られました

リボーンさんの前に
そっとエソプレッソコーヒをお出しする

リボーンさんは一口飲み
微笑まれました

｢変わらねぇな｣

｢ありがとうございます｣

リボーンさんなりの誉め言葉に
ふんわりと微笑み
会釈をする

｢前に話した新しい生徒のツナがな…｣

リボーンさんは
本当に嬉しそうな笑みを浮かべられました

｢アルコバレーノの呪いを解きやがった｣

｢良かったですね｣

ゆっくり笑顔をつくると
リボーンさんは照れ隠しに
帽子を深く被りました

リボーンさんは
少し考える素振り見せた後

｢A、ツナに会ってみないか？｣

うーん
リボーンさんの生徒で
更にはアルコバレーノの呪いを解いた人
ととなると…
お会いしてみたいですね…

沢田綱吉さん…

｢では今度
そちらの世界に
お邪魔させて頂きます｣

｢あぁ｣

リボーンさんは
フッと笑われてから
立ち上がり

｢美味かった｣と
言い残して出ていかれました

その背中に

またのご来店をお待ちしております

と気持ちを込めて
お見送りしました