８１ 翔side ページ31
夜中は熱いのに震えていた身体が、朝になってだいぶ落ち着いた。
智くんが朝ご飯を食べさせてくれたけど味はほとんどしなくて。
でも食べないと元気にならないって分かってるから…
偉いねー凄いねーって雅紀が褒めてくれるのが嬉しかったりもして、思った以上に食べられた。
身体を起こしてるだけでもしんどい今の俺の身体。
横になればすぐに眠りに落ちていた。
でも身体が熱くなって来て、そんなに時間が経たないうちに目が覚めた。
智くんはソファーで夢の中。
なかなか良くならない身体に不安が募る。
雅「あら、起きちゃったね。まだ辛そうだなぁ。」
目を覚ました俺に気付いて傍に来てくれる雅紀。
俺の額に手を当てて、少し渋い顔になった。
ナースコールをしたと思えば、すぐに看護師さんが病室を覗いて。
点滴に何か薬を追加して出て行った。
翔「っはぁ、…はぁ…ま、さ…」
雅「ん〜？大丈夫だよー。俺が傍に居るからね。」
翔「ん…」
その間、ずっと俺の手を握ってくれていた雅紀に縋りたくなって。
意味も無く雅紀を呼んでいた。
多くを語るわけでも無く、俺の大好きな笑顔で笑ってくれる。
それだけで心が落ち着く自分がいた。
そんな時、小さな物音がしたと思えば、雅紀が呆れたように智くんの寝ているソファーへ。
雅「また落としたよー毛布。しっかり掛けて寝てよねー。」
床に落ちた毛布を拾って、熟睡中の智くんに掛けてあげてる雅紀。
智くんの寝顔を見て愛おしそうな顔をしてる。
翔「…っ…まさ…」
雅「んふふ。どうしたのー。甘えん坊さんだね。」
優しくしてもらって、智くんが羨ましく感じたのか分からないけど。
無性に雅紀の温もりを感じたくなった。
自然と雅紀に向かって手を伸ばしていて。
翔「ぎゅ、って…」
雅「おいで？俺がギューってしてあげる。ニノ達がいない間がチャンスだもんねー？」
今は雅紀を独り占めだ…
そっと身体を抱き起して、そのまま大きな身体で包み込んでくれた。
求めていた温もりに、落ち着く匂いに安心して瞼が下りてくる。
翔「…もう、少し…このまま…」
雅「うん。ギューってしててあげるね。苦しかったら言ってよ？」
俺、力加減おかしいから、なんて雅紀は笑った。
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翔菜(プロフ) - 風月さん» わー、わたしがくしゃみ好きってことも覚えててくれたのね！(笑)気にしなくていいよー、風月ちゃんが書きたいように書いて！増やしてくれる分には有り難く頂戴するけども！← こちらこそ、これからもよろしくね♪ (2015年1月4日 23時) (
レス) id: 05589e29cd (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 完結おめでとうございます！そしてありがとうございます！次回作もシェアハウスも楽しみにしています♪ (2015年1月4日 13時) (レス) id: 79190dc289 (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - 翔菜さん» コメントありがとう！ くしゃみのシーン少なくてごめんね！入れなきゃ！と思って最後の最後にくしゃみ翔ちゃん入れてみました。笑 時間のある時読み返して、組み込めそうな所があったらもう少しくしゃみ追加する！笑 次回作も一応決めてある！これからもよろしくね！！ (2015年1月4日 11時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - ことりさん» コメントありがとうございます！完結出来たのは叱咤激励して下さった読者のおかげです… どうしようもない作者ですが、これからもよろしくお願いします！ (2015年1月4日 11時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - 果音さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(^^) そう言って頂けると本当に励みになります… 次回作、短編集含め、頑張って行きますのでこれからもよろしくお願いします！ (2015年1月4日 11時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風月
| 作成日時：2014年12月11日 12時
