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白布side


俺は中学の頃からずっと憧れていた
大会ではいつも決勝で戦うことになる北川第一と白鳥沢
俺からしたら及川徹という選手も化け物みたいなものだった
なんだよ、同じセッターなのにこんなにも何が違うんだ

でも、白鳥沢には怪童と恐れられた牛島若利
怪童の守護神として有名な内山A
このふたりがコートにいた
このふたりがいるだけでこのチームはもう安心だって思ってしまうんだろうな と軽い気持ちで大会を最後まで見届けていた


簡潔に言うと『カッコよかった』
俺がしたいバレーがそこにはあったんだ
牛島若利にはパワーやスパイクの安定さがあり
内山Aには瞬発力、全てにおいて綺麗だった

語彙が足りなくなるんだ
その時はすごく興奮してた、カッコよくて
だから俺は高校をここへ選んだし猛勉強した
バレーの練習だって怠らなかった
それくらい本気だった、純粋にあの人たちと同じコートへ立ちたいって気持ちが強すぎただけ









「白布、俺はさお前の中ではヒーローかもしれねえけどそれは間違えだよ
俺は1人では何も出来ない、ええっとさっき言った、へ、ヘッポコリベロだよ
及川がよく岩泉と話してたんだ"バレーは1人ではできない"って
俺はさ初めてあいつらの会話聞いててああそうだなって思うことができたわけよ
バレーは6人でやるものだ、俺は、俺はお前らの背中は守れても前衛は守れるはずがないんだ」






黙って俺は耳を傾けていた







「今でもたまに不安になることがある、俺がやらなくていいのか、前衛も俺がやれば100%安心の筈なのにって
でも、違うんだ、俺にはチームメイトがいる
信頼できるね、この学校頭いいやつ多いけどその代わりに堅物野郎はよく何かに燃えるんだ
若利がいい例だな、あいつみたいな」









「お前ら+俺っていうのを
どうにかして お前ら×俺 にするために俺達は日々精進してるんだよ、だから練習をする
練習してない奴らなんか気にするな、そんなもの見たって学ぶものは何もねえよ」









俺は先輩の横へ行き









「いつまでもついて行きます」と言い
そこからサーブを打った









.









.





その時先輩は初めて俺に笑いかけてくれた

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粟生(プロフ) - 面白いです!主人公と牛島さんの関係が好きです!更新楽しみにしています! (2020年2月15日 0時) (レス) id: c93da80db8 (このIDを非表示/違反報告)
椎名 - 面白いです!夢主の性格好きです!! (2018年1月5日 17時) (レス) id: ff85be31e7 (このIDを非表示/違反報告)
冷鬼 - 聞いてなかったから、もう1回聞いた...みたいな感じですか? (2017年5月4日 22時) (レス) id: 7f756d50f0 (このIDを非表示/違反報告)
冷鬼 - ちょっと気になったのですが、主人公最初に「バレーやったことない」って言ってるのに、牛島くん「バレーやったことあるか?」って聞いてません? (2017年5月4日 22時) (レス) id: 7f756d50f0 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - はい なんだかとてもうれしいです (2017年3月8日 16時) (レス) id: 97dd9675bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:騎虎 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/mkf0gl  
作成日時:2017年2月25日 19時

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