幼馴染みの特権【牛島若利】

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天童覚side





会えた
嬉しい、やった
今ここに内山Aがいる
噂通りの綺麗な顔だ
白い肌と長いまつ毛、スラッとしてるが男らしい筋肉も付いている身体

俺は一番後ろで隣が内山Aの隣で大いに喜んだ
そりゃ、もうめちゃくちゃ
ニヤニヤしてたもん
俺は迷いなく彼に話しかけそれなりの親しさを手に入れた



「(名前覚えてもらうだけでも嬉しかったのに)」



彼に聞いてみたいことがあるんだ







.






「は???天童が妖怪???
お前妖力とか持ってるの?つよくね??」



素っ頓狂な声をあげてくる

って




「い、いや、、、そうじゃなくて、
俺のバレーのスタイルもそうなんだけどさっきみたいに誰かの動きとか考えとかのこと、、
昔から気持ち悪いって言われててさ!!」




当たり前だけどねっ!!とAクンに言うと





「いや、まて天童
お前それめっちゃつえーよ
え、まじで動き読めんの???」


めっちゃ食いついてきた




「う、うん、まァそれが俺のバレーだから…?」



間違ってない、これマジだから




「うおおおおおおおお!!!!!
お前スゲー!!髪型もスゲーって思ったけどバレーもスゲーのな!!!!!部活に入ったらすぐスタメンに入れるように頑張ろうな!!」



「え、、」



「え、なんだよ?」



「いや、気持ち悪いって思わないんだなって」




正直彼からは気持ち悪いとは言われないとは思った
だが、言わないだけで思ってるのかと確認するための質問をした




「天童覚っていう人間は気持ち悪くねえよ
この世界にどれくらいいるかわかんねえくらいなモン持ってるだろ、女の子受けは知らねえけど運動してる人からみたらすっげぇ羨ましいモン持ってるよ」


ほら、運動ってプレッシャーかけるの大切だろ、とAクンは言う
彼は、本当に綺麗な人なんだなって素直に思った
それと同時に嬉しかった






「、、、そうだね、
ありがとう、、、」





俺はそう言うしか反応が分からなかった

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