幼馴染みの特権【牛島若利】2 (ページ24)

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影山飛雄side

部活後、先輩がスマホ片手に言い出した

「おいおいおい、"ウシワカ"と"ウチヤマ"が世界ユースに入ってら、、、」

「世界ユース?」

「簡単に言うと19歳以下の日本代表」

「日本代表!!に!!ウシワカとウチヤマ!!」

日向が叫ぶ、うるせえ

それってめっちゃすごくないか?

それに、ウチヤマ???

ウチヤマって

「ウチヤマって"白鳥沢の小さな守護神"って呼ばれてた人ですか?」

「え、ああ
昔はね、今は怪童の守護神で通ってるけど
その名前は中学時代だけじゃなかったか?」

やっぱり

「俺、その人に会ったことありますよ」

及川さんがめちゃくちゃ嫌ってる人だ

そしてめちゃくちゃ尊敬してるって

よくわかんない人だった

「え、まじ?
スゲーな、西谷も会ったことあるらしいけど噂だと西谷大嫌いらしいけど」

.

.

「俺とAさんって似てるんだってよ!
それが嫌だって言ってた、言われた気がする」

いや、そこはハッキリしましょうよ、先輩

「でも、この人
小さいですよね、」

そう言うと日向が食いつく

いて、足踏むな

「俺より…大きいけど…小さい!!」

「まるで団栗の背比べだね」

ププと笑う月島と山口

いいぞ、もっと言え

そう思っていると先輩が

「コイツら、東北で唯一の代表だぞ、、
俺達は春高でコイツらを倒さないといけないわけだ」

そうか、
あのすごいプレイとすごいスパイクが間近でまた見られる
胸が高鳴った、綺麗なあのレシーブも、綺麗なスパイクも

「先輩、俺達絶対コイツらと当たるようにしましょう
そして、倒しましょう
全国行きましょう」

そう言うとその場にいた先輩は少し驚いた顔をしたがすぐ戻って笑顔に

「おう、絶対倒すべ」

そう言って帰路についた