幼馴染みの特権【牛島若利】2

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「初めてまして!!
白鳥沢学園からエスカレーターできました!!
五色工です!!
このバレー部のエースになる男です!!」



「おい五色とかいう前髪男、てめえ表出ろ」



「白布落ち着け」






どうやら五色工という新入生は俺と若利と同じ白鳥沢からのエスカレーターで来たバレー部員らしい
エスカレーターで来れたのも俺と若利と同じバレー

それほどの実力があるんだろうが個性が強すぎる、前髪とか声の大きさとか前髪とか





「先輩、白布抑えるの手伝ってくださいよ」


「川西の本業だろ、嫌だよ」


「俺初めてですよ、自分の本業知ったの」




いいからまじで白布抑えろ、五色殺しそうだぞ

若利は五色が自分と張り合っている、という事が分かっていないらしく「そうか、頑張れ」としか言ってない、そう、まさに火に油、五色は燃え上がるのだ
いや、ガンダムかよ









「あ、内山Aさんですよね!!
俺はすぐスタメン入しますよ!!
俺の背中守ってくださいね!!」






愛らしい笑顔でそう言ってきた

まあなんと素直で可愛らしいこと
俺が前世に飼ってた犬みてえ、あれ、犬飼ってたっけ





「Aさん、そいつから離れてください
そいつはエースでは無く亡きエースとしてやりますから」




「白布、エースが付けばいいと思うな
なんだよ亡きエースって」









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