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宮城の街並みを歩く
街並みっていうほど都会では無いがキラキラとお洒落な店には綺麗な装飾をされている
大会が終わったことや部活の引退で余裕ができたのか周りがより一層腹が立つほど綺麗に思える


そんな中、俺と若利は並んで歩く
ユースとしてのバレー選手の役目は終わっていないためバレー用品を一通り新しくしよう と俺から言い出し若利はそれに付き合ってくれている
ありがたや


そろそろ本格的に寒くなってきているため俺はコートを着て歩く

だが、問題はこの隣にいるバレー馬鹿だ




「…ジャージで行くってお洒落できない高校生かよ」





「?動きやすいだろ」





「おう、動きやすいよな、わかるよ、
でも、俺動き回る気は無いからね」







瀬見じゃあるまいしこいつは割と普通の服着るが、若利の中では私服とジャージは同じ扱いらしい
いや、否定はしないけどさ、ジャージは確かに私服だけどさ





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「…」




若利は足を止める
何事だ、と目線の先を追うと
そこにはマネキンに綺麗に身に付けられている革のコートであった
値段もなかなか高く、革という質感を強調させる程度の値段であった







「…欲しいのか?」






「…Aは欲しいか?」







「えっ、俺?」



質問したの俺なんだけど、という大人気ない言葉はそっと蓋を閉めた
そのコートをもう一度見る
色は2色あり、黒と紺の2色






「まぁ、あったらいいよな
革って高級感あるし」







「…そうか」







やっぱり欲しいのかな と思い俺は自分の財布を開ける
…いや、ダメだな、俺学生だったわ





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学生寮に帰る
俺と若利は3年生になってやっと学生寮に入った
本当は俺としては実家から通いたかったが少しでも早く学校へ行き練習がしたいが為に学生寮へ移転した
若利は「Aが行くなら俺も」という中学生時代にそういう女子いっぱいいたな、と思わせるほどの女々しさを見せて一緒に学生寮へと引越しをした


食堂のご飯は美味しいが母親の作る飯には勝てないな と思うのは俺が親離れ出来ていないからだろうか





若利と俺は部屋が隣同士なため最後まで一緒に行き部屋で別れた



俺は咄嗟に街中で渡されたチラシを見る
いつもなら捨てるのだが今の俺には少し必要だった




"短期期間バイト"

その言葉に少し目を惹く



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「…ユースで大学も決まりきってるし、
やってもいいかな」




クリスマスまで、間に合わせよう

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覇月@ILOVE 青峰&リクオ(プロフ) - 頑張ってください!!応援してます!! (2017年4月5日 21時) (レス) id: ce7c31f5ec (このIDを非表示/違反報告)
衣屋 - 牛島若利好きなので嬉しいです!番外編楽しみです! (2017年4月3日 23時) (レス) id: a4f5ca556f (このIDを非表示/違反報告)
琉果 - 番外編楽しみにしてます! (2017年3月31日 10時) (レス) id: 04146746f4 (このIDを非表示/違反報告)
小夜 - 番外編読みたいです書いてくださいお願いします (2017年3月30日 19時) (レス) id: b5f3f1aed9 (このIDを非表示/違反報告)
零優 - 番外編を書いて欲しいです!お願いします!! (2017年3月30日 13時) (レス) id: 82ad37b468 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:騎虎 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/mkf0gl  
作成日時:2017年3月20日 21時

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