12.Ren ページ12
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正直ラウールは、ダンス教室でも
少し浮いていた。
教室の中で、群を抜いて上手かったから。
蓮「俺、ラウのこと可愛いんです。
俺、中学生の頃、先輩に目つけられてて。
結局父親が助けてくれて
最終的には仲良くなれたんですけど。
だから、ラウのこと人事には思えなくて。」
「そっか……。
でも、ラウと目黒君が2人でいたら
すごく目立つだろうね。」
蓮「正直、原宿とか歩くと
スカウトされまくってヤバいっす。」
「あはは、だろうね。」
蓮「ラウ、俺にすごく懐いてくれてて。
本当の弟みたいです。」
「……女の私じゃ力になれないこともあるだろうから
これからも、ラウのことよろしくね。」
蓮「はい、もちろんです。」
「じゃあ、今日はこの辺にしよっか。」
そう言って、彼女が立ち上がる。
その瞬間、丁度俺の目線に
彼女の短いスカートから覗く
細い脚が飛び込んできた。
彼女が俺の目の前を通った瞬間
微かに紅茶系の香水の香りがして
一瞬、理性がぐらりと揺らぐ。
彼女がドアの前に立ち
ドアノブに手をかけた瞬間
俺は、彼女の真後ろに立ち
ドアを押さえた。
彼女が振り返り
俺を見上げる。
「目黒君？」
くりくりした、黒目がちな大きな瞳で
上目遣いをされた瞬間
俺は無性に、この人が欲しくなった。
蓮「あの……Aさん。
俺の家庭教師になってくれませんか？
もちろん、ちゃんと月謝つきで。」
ぱちくりと瞬きをする彼女。
女の子にしては背が高く
恐らく170cm近くはあるだろうな。
その分、俺との身長差は丁度良くて
思わず、形のいい唇に目がいってしまう。
「いいの？私なんかで。」
蓮「Aさんが、いいんです。
俺、勉強がこんな楽しかったの
初めてです。」
ドキドキしながら、彼女の反応を伺う。
彼女は、少し考えた後
すぐに、いつもの優しい笑顔になった。
「いいよ。その代わり
ちゃんと勉強するんだよ？」
蓮「……やった……。」
彼女に、また会える。
それだけで、なんでも頑張れる気がした。
蓮「好きっす、Aさん。」
「ええ？大袈裟だなぁ。」
彼女は笑っていたけど
本心だった。
俺は、狙った獲物は
絶対に逃がさない。
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恋那(プロフ) - サラさん» リバイブ今でもほんと1番大好きでたまに読み返しては泣いてます（ ; ; ）笑サラさん紫耀くんのイメージだったのでしょっぴーびっくりしました！笑そう言っていただけて嬉しいです(>_<)これからも楽しみにしてます♡ (2021年11月14日 1時) (
レス) id: fc8046642d (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 恋那さん» れなちゃんがコメントくれたから、久しぶりに私も懐かしくなって昔の作品読み返したりしたよ笑。しょっぴー好きなんだね♡れなちゃんがコメントくれたから、また更新する気が湧いてきたよ(>_<)ありがとね (2021年11月10日 11時) (レス) @page46 id: a22bbce5cb (このIDを非表示/違反報告)
恋那(プロフ) - サラさん» あのれなです(＞＜)数年前から渡辺翔太くん推してて久々に占ツク開いたらサラさんが渡辺翔太のお話書いててひとりで嬉しくなりました(＞＜)未だによく読み返すくらいどの作品も大好きです☺︎♡ (2021年11月2日 2時) (レス) id: fc8046642d (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 恋那さん» れなちゃん、、？あのれなちゃんかな（ ; ; ）コメントありがとう！人違いだったらどうしようと怯えてます笑。ブリュレ読んでくれてるんだね、ありがとうー(＞＜) (2021年11月1日 23時) (レス) id: a22bbce5cb (このIDを非表示/違反報告)
恋那(プロフ) - こんにちわ☺︎覚えてないかもしれませんがお久しぶりです！！reviveからずっとサラさんの作品が大好きでコメントさせて頂きました。ストーリーもひとりひとりの言葉使いも繊細で見るたびに引き込まれます。これからも楽しみにしてます！☺︎ (2021年11月1日 16時) (レス) id: fc8046642d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2021年1月5日 19時
