よんじゅうさん ページ44
仕事でご一緒する機会も多くなおかつ私のことをいつも指名してくれる目黒さんとは当たり前だが以前よりも距離は縮まった。
こんなふざけあって笑い合える関係になっていたがそれでもアイドルである彼を好きになるのは荷が重すぎた。
絶対にアイドルは好きにならない、苦い初恋を経験し泣きながらした決意が頭をチラついて離れない。
れ「Aさんなんかあったんすか？」
いつもより元気なくないっすか？なんてなんにも考えてなさそうな目黒さんに図星をつかれすこしドキリとする。
いけない、ゆりさんと恋バナなんて慣れないことしたから昔のことをつい思い出してしまった。
なーんでもないよ、ぼーっとしちゃっただけ。
軽くごまかしのんびりとあるきはじめる。
こうして駅でばったり会えば目黒さんは必ずと言っていいほど私を家まで送り届けてくれる。
女の子1人で返すわけないじゃないっすか、なんてキザなセリフを当たり前のように口にする彼と家までの道のりを歩く。
そういえば結局目黒さんの家知らへんのよね、どこなの〜？と尋ねてみても内緒ですといって頑なに教えてくれない。
また教えてくれなかった〜と唇を尖らせていればあっという間に家に着く。
今日もありがとう、と言えばこんなの朝飯前ですよと当たり前のように帰ってくる。
じゃあAさんまたね、とくるりと背を向け来た道を歩き出す。
そういえば今度のコンサートお仕事で行くことになったよって言うの忘れとったな。
まあ、また次会った時にでもお楽しみにってことでまだ言わないどこーっと。
目黒さんの後ろ姿にばいばーいと軽く手を振りポストをチェックして部屋に戻った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1290人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はちみつ(プロフ) - 紫苑さん» とても面白いのでぜひ紫苑さんの好きなように書いてください！目黒くんイケメンすぎますね^^ (2020年4月24日 4時) (
レス) id: af6c5769b4 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - はちみつさん» はちみつ様コメントしてくださいましてありがとうございます……はじめて執筆をしていて本当にこれでいいのか、面白いのか？と不安に思うことも多かったのでとても嬉しく思います。今後も頑張ってお話考えますので今後もよろしくお願い致します。 (2020年4月23日 17時) (レス) id: bb5b028e9a (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 主人公ちゃんのキャラがとっても好きです！更新楽しみにしてます(^^) (2020年4月22日 23時) (レス) id: af6c5769b4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫苑 | 作成日時：2020年4月19日 0時
