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真っ直ぐな言葉をくれた彼。
次第に照れ臭くなったのか、少しはにかんで私をぎゅっと抱きしめる。
暫く続く抱きしめ合う時間。
冬の冷たい空気に肌がピリピリと痛いはずなのに、物凄く暖かくて心地良かった。
「あ.......やべ、」
「え？」
「2階の人帰ってきた」
玄関の前で抱きしめ合っていた私たちは、少し離れた場所に見つけた人影に焦って抱きしめていた腕を解く。
「そ、外だったもんね！」
「さすがに外じゃ恥ずかしいっすよね」
「....だね」
「じゃあ....うち、来ます？」
たかが隣の部屋。
たかが壁1枚向こう側。
それなのに跳ね上がった心臓は治ることを知らない。
お互いに緊張していたのか、部屋の中に入っても暫く無言が続いていた。
「ご、ご飯作ろうか！？」
「あ、いや....えっと、じゃあ、お願いします....」
妙な空気感にギクシャクして、どうしたらいいか分からない。
今はただ平常心を取り戻すことに必死だった。
「相変わらず美味そ」
簡単に作ったメニューを見て嬉しそうに手を合わせる目黒くん。何を作っても「美味しい」と言ってくれる彼の笑顔が好きで、あんなに堕落していた生活を送っていた私が毎日のように自炊をするようになったのだから、恋の力って凄いよなぁ、なんてことを思う。
そして夕食を食べ終えて少しまったりした空気が流れ始めた頃。
「Aさん」
BGM程度に流していたテレビを消した彼が真剣な眼差しで私を見つめる。
「ん？」
「焦んなくてもいいかなって思ってたんすけど、やっぱ今返事聞いてもいいですか？」
「え....」
「��付き合ってほしい��の返事」
そんなの、返事は一つしかない。
だけど少し緊張して下唇を噛んだ。
「私でいいの？」なんて思考が頭を支配する。
だけどいつでも真面目で律儀な彼の言葉を信じたいと思ったから、震える言葉を必死で繋げた。
「私も目黒くんのことが好きです。だからその....宜しく、お願いします、」
決死の返事の反応は、少しだけ鈍い。
恥ずかしくて下げていた視線を上げれば、何かを堪えるように頬を膨らませていて。
そして、二呼吸ほど置いた後に「よっしゃあ！」なんてガッツポーズをするから、大袈裟だなぁなんて言って笑い合った。
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cleam(プロフ) - あちゅ。さん» ありがとうございます....！実際に体験を....😳懐かしさまで感じていただけるなんて光栄です😭そして別作品にも興味を持ってくださりありがとうございます（ ; ; ）とっても嬉しいです（ ; ; ） (2021年12月25日 23時) (
レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - Yuiさん» ありがとうございます（ ; ; ）感情移入までしていただけるなんてとても嬉しいです（ ; ; ）待ち望んでくださる方がいてとても幸せです。残り数ページで短編を投稿することにしたので、最後まで楽しんでもらえたら幸いです。 (2021年12月25日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - しぇるさん» しぇる様、初めてのコメントありがとうございます....！そして嬉しいお言葉をありがとうございます（ ; ; ）余力がなくて移行が出来そうにないので、短編だけ書かせていただくことになりました....！続編を希望してもらえて光栄です。ありがとうございます（ ; ; ） (2021年12月25日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - saeさん» ありがとうございます（ ; ; ）他の読者様からも有難いことに続編希望のコメントを頂いておりまして、続きを書こうと思ったのですが移行するほどの余力もない為、残りの数ページで短編を書くことにしました....！楽しんでもらえたら嬉しいです。 (2021年12月25日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ﾗ ｲ ｽさん» ありがとうございます（ ; ; ）きっとめぐろくんと生活を送ることが出来たら、支え合って凄く良い家庭になりそうですね☺️ (2021年12月25日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年11月13日 22時
